第1作から続く「金持ち父さん」のレッスンは、著者がベトナム出征から帰還した直後に再開される。この時点での著者の資金は地道に働いて得た3000ドルのみ。幼なじみのマイクは金持ち父さんの後を継ぎ、実業家として成功を収めている。著者は金持ち父さんとマイクが話していた「金持ちの投資」に関心を持つが、自分にその資格がないと知り、失望感を覚える…。
このストーリーからわかるように、本書における著者は、ほとんどお金を持っていないゼロの状態から始まる。前作『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の4つのクワドラント(ビジネスオーナー<B>、投資家<I>、従業員<E>、自営業<S>)の内容を受け、いかにしてEやSの状態を脱し、「金持ちの投資」に至るかが書かれている。
サラリーマンがどんなに頑張っても大金持ちになれないのは、税制などの構造的な問題によるのだと著者はいう。本書のなかで著者はその構造を暴き、金持ちの側に立つための心構えや考え方を説いているのである。もちろん、金持ちになりたいかどうかや、幸せな生き方は人によって違う。だが、現在の生活に疑問を持っている人や、資産運用に関心を持っている人には、目からうろこが落ちること間違いなしの1冊である。(土井英司)
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ただしキヨサキ本はあくまで自己啓発やマインドを変えるための情報であり、具体的な投資の勉強には決してならないことに注意すべきである。本書では「心構え」「考え方」「基本原則」などは非常によくわかるのであるが、具体的な投資分野や投資のスタンス・方法論については記述されていない。いよいよ金持ちになる方法を教えてくれるのか、と期待して読むと落胆することになる。
もっとも、深夜のテレビ(インフォマーシャル)にキヨサキ氏本人が登場して「金持ちになるためのノウハウ」と称してテープとテキストを販売していることを考えれば、氏が考える金儲けの方法は明らかであり、投資について具体的な話を要求するのが間違っているのだろう。
キヨサキ氏自身が繰り返し主張しているように、本当に金持ちになりたいのであればファイナンシャル・インテリジェンスを高めるために各種投資の専門書を読み専門の講座を受け、専門家とコネクションを持つことに力を入れた方がよい。また現在ではインターネットを通じて様々な専門情報を入手することが可能である。これらの活動を行うための基本的な指針として、キヨサキ氏の様々なコンセプトを活用するのが「キヨサキ本の賢い利用法」と言えよう。
なおこの他の金持ち父さんシリーズの原書を数冊読み、また氏本人による最新刊も読んでみたが、結局「金持ち父さん」「クワドラント」「投資ガイド」がコンセプトとして最も完成度の高い三部作と言える。この3冊を読んだあとは、キャッシュフロー101ゲームを楽しむ程度でキヨサキ教を卒業する方がよい。ここから先の金持ち父さんへの道は自分で切り開かなければならないのだろう。
そして、ものの考え方について述べている部分も
前2作の繰り返しですので、
読んだ方は本書を読む必要は無いように感じました。
なお、本書の対象は
投資の収益だけで年間1億以上の収入得られる
金持を目指す人とのことです。
(年収数千万円で充分という人向けではありません。)
お金が無くても投資家になることは
できると語っていますが、
原資を得るための手段としては、
創造的な行為を行う
-アートや音楽、スポーツ、
そして一般の人向けとしては起業する
ことが大切だとしか述べていません。
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