表紙絵のような、イメージイラスト関連は収録されていないので、それ目当てで購入を検討されている方はご注意を。
恐らくは、次巻以降に纏めて収録されるのではないかと。
しかしながら画集自体は最高の出来で、用紙の質、製本、印刷などはこれまでと同じく最上級の品質が保たれている。
ハードカバーなので、経年劣化による分解などへの耐久性も充分だろう。
勿体無いので保存用の購入か、手袋を用意する事をお奨めしたい。
内容はというと、『真・女神転生3 NOCTURNE』及び『マニアクス』『PS版 真・女神転生』『真・女神転生2』『真・女神転生NINE』より、悪魔やキャラクターの設定原画なのだが、ボスクラス悪魔や、キャラクターの別バリエーションなど、恐らく初公開となる原画が収録されているのは大きな見所だろう。
大き目の原画が掲載されており、巻末には、キャラクター毎の解説と索引が収録されている。
印刷に際しては、『パナマックス』と呼ばれる新しい印刷手法を採用し、デジタル原画のオリジナルに限りなく近い発色を再現しているそうで、以前にエンターブレインから刊行された、『万魔殿』や『金子一馬グラフィックス』より更に上質・美麗な発色である。
さらに言うと、線画が潰れていないのが如実に判るのだ。
決して『万魔殿』や『グラフィックス』の出来が悪かったわけではないが、比べれば、この二冊が見劣りしてしまう程のレベルにある事は、納得して頂けるのではないだろうか。
その他、『文言録』という小冊子が付属する。
こちらの内容は、金子氏との対談、Q&A、真・3の概録、神々の登場する神話の背景などを綴ったものとなっており、より資料としての価値を高めているといえる。
前回、前々回の画集を購入しないとしても、これ単体で充分価値を見出せるのだが、全巻揃えた時の資料価値と壮観さは、きっと素晴らしいものに相違ないのではないだろうか。
そう思わせてくれる一冊である。