当時からのファンならばツボ直撃の品、必携かと思われます。当時の原画が大画面かつヘキサクローム印刷とやらのお陰で発色の良い大満足の内容となっております。万魔伝の中身の表示サイズがなんとなく小さいなぁと感じていた私としては、これくらいアップでデカデカと、かつきれいな発色で見せてもらった方が、「画集」としては満足度が遥かに高いです。当時のボスキャラ登場時のインパクトなんかがいい形で画集の中に収まっているのではないかと思います。
個人的には巨大ボス目白押しの「2」の発売が待ち遠しくてなりません。
と、ここまでは、モチーフを設定に素直にゲームキャラ化させていた、金子一馬氏初期デザインから愛している人間の感想です。ペルソナあたりからの、モチーフをスタイリッシュにゲームキャラ化させていく路線でどんどん進化していく金子一馬氏のみを見て氏のファンになっている人にとっては、だいぶ毛色の違うものを見せられている感じになってしまうんでしょう。「あれ?何コレ?マーカー彩色だし下絵の段階?」みたいな。
というわけで、表紙に見られるような現行の氏の内容を中身に期待してしまわないよう注意が必要です。中身・質感・ボリュームともに一流品ですが、人を選ぶ作品です。くれぐれもご注意ください。