現在の日中関係は、60年前の侵略戦争を抜きにして語ることはできません。略奪、強姦、殺人・・・。
旧日本軍の、中国における蛮行の数々を、1兵士の体験として詳細に語る金子安次さん。
細部に渡る証言が侵略戦争の実態を明らかにしていきます。
本書は、新進気鋭のノンフィクションライター・熊谷伸一郎が、彼に長期にわたる取材を敢行し、まとめ上げたノンフィクションです。
金子安次さんについて … 1920年千葉県浦安に漁師の次男として生まれる。1926年浦安尋常小学校入学。1932年小学校卒業後、家の手伝いをはじめる。1934年向島の鉄屑屋へ丁稚奉公に出る。1940年河田部隊、四四大隊に入隊し、中国・山東省・青島へ出兵。1945年敗戦を北朝鮮で迎える。その後シベリアに抑留。天皇が助けに来てくれるものだと信じて疑わず、強制労働に従事。1950年撫順戦犯管理所へ移送。1956年、16年ぶりに帰国。2000年女性国際戦犯法廷で元日本軍兵士のひとりとして証言台に立つ。
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