前作を上回る素晴らしいアルバムです。大人の色気が加わってロックの好きな大人向けの作品です。ギターが特に素晴らしくギタリストは必聴かも。何回聞いても発見のある素晴らしい楽曲揃いです。
1.獏:美しいアルペジオとハードなバッキングの対比が美しい。曲のサビは今までの陰陽座にはないメロディです。スケールの大きな曲で陰陽座のこのアルバムにかける意気込みが現れています。
2.蒼き独眼:ギターリフが本当に格好良い。瞬火の歌声は凄く気合が入っていて引き込まれます。黒猫の伸びやかなボーカルも素晴らしく、艶というか色気があります。アップテンポとスローの構成も良いです。
3.十六夜の雨:黒猫の伸びやかなボーカルが冴えわたります。ギターのバッキングも8分の刻み、16分のカッティングと上手く使い分け、曲調を変化の富んだものにしています。ギターソロも良く歌っています。
4.小袖の手:黒猫の歌声が色っぽいです。黒猫ワールドです。
5.孔雀忍法帖:アップテンポのハードロック。曲も良いですが歌詞も良いです。ギターのスイープピッキングソロが素晴らしい。
6.挽歌:泣きのブルースギターがたっぷり聴けます。瞬火の歌声は胸にぐっときます。泣けます。
7.相剋:ドラマチックな曲調、盛り上がります。犬神家の一族の物語が上手く歌詞に溶け込んでいます。
8.慟哭:相剋と対比をなす美しいバラード。黒猫の美しい歌声が犬神家の世界を歌い上げます。
9.組曲九尾:かっての名曲「義経」を超えるには至らぬものの、なかなか良く考えられたドラマチックな組曲。イントロ、途中のメロディなど、陰陽座の和のテイストが感じられます。
10.喰らいあう:マイケルシェンカーを思わせるイントロで始まるノリノリの曲です。ライブでは盛り上がるんだろうな。最後のドラムソロはジョンボーナムのようでした。