幼い頃の思い出から斜に構えた態度をとる河本と、ゲイである己に苦悩し、誰かと深く関わることを避けている各務。
始めは脅迫する側とされる側だった関係が、一緒に暮らしていくうちに徐々に変化し始めて・・・。
ひどいことをされたのにどうしても担任として放っておけないと思ってしまう各務と、簡単に脅しに屈しないどころか当然のように世話を焼こうとする各務に戸惑う河本と。
そんな二人の心の揺れがまるで共感できそうな近さで描かれています。河本に振りまわされることで、だんだんと自分とも向き合っていこうとする主人公の姿がひどく魅力的。
文句なしの星5つとは思いつつも、ジャケ買い上等主義の私としてはこの評価で(って有りかな)。