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最も参考になったカスタマーレビュー
53 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
量子力学の信憑性,
By カスタマー
レビュー対象商品: 量子力学 (1) (物理学大系―基礎物理篇)
完成された量子力学の法則を上から書き並べる本は多くありその中には名著もいくつかありますが、この本は少し毛並みが違っていて、なぜそれらの法則が正しいのかということを納得させてくれる本です。二十世紀初頭に物理学者たちが試行錯誤して量子力学にたどり着くまでの道のりが量子電磁力学の完成者である朝永振一郎によってコンパクトにまとめられています。この巻では前期量子力学とハイゼンベルグの行列力学が中心に述べられ、第二巻のド・ブロイやシュレーディンガーの理論へとつながっていきます。量子力学を応用したい人ではなく量子力学を理解したい人にこの本をお勧めします。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
思考過程=取り組み方,
By ルネ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 量子力学 (1) (物理学大系―基礎物理篇)
この本は、量子力学を形式・操作の面からではなく、概念的に理解したい方に特にお勧めします。細かいことが意外なほど丁寧に説明されています。内容は、量子力学が成立していくまでの過程を丁寧に追って書いたものです。量子力学以前にどのような問題が研究されていて、それをどのように実験・思考の両面から解決し、新しい理論に至ったかが流れるように書かれています。 学部生のときにこの本をまじめに読んでいたら、物事に対する考え方で随分違った道を歩んだ気がします。サボることに懸命で本当の意味の物理(科学)の何たるかは理解できていなかった・・・DiracやLandauはあくまで結果を知っている人の視点から書かれており、言わば未来の人の視点です。リアルタイムに問題を見ている人がどのように取り組むべきかの指針としても一読の価値が高いと思います。朝永先生は序文で既にそういう方針を述べられていますが、本文はお人柄を感じさせる香り高いものとなっています。 そして、人に教えるということがどういうことか気づかされる点も多かったです。 余談ではありますが、学部初年度の開始に当たって現代物理の構成とそれに必要な分野(力学、電磁気学、関連数学など)を概論的に丁寧に解説してくれる時間があればなぁ、と思っています。そうすれば、先の見えない講義で行き当たりばったりな勉強をしなくても良かったのにと感じます。高校物理と専門物理は内容が(アプローチの仕方も)全然違いますから。
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界の記念碑的著作。,
By
レビュー対象商品: 量子力学 (1) (物理学大系―基礎物理篇)
云うまでもないが、日本が世界に誇る物理学者、Tomonagaによる量子力学の書である。教科書としては「泥臭い」などと評されることも多いが、それこそがDiracやLandauの教科書と決定的に違う特長であると言える。そういう意味では、前期量子論からHeisenberg力学の成立までを歴史的な観点も入れて解説したこの第1巻こそがTomonaga量子力学の真髄であろう。 技術的に量子力学を利用することも多い昨今であるが、一方でその不明瞭な実態に首を傾げた方は少なくないはずである。本書にその答えが書いてあるわけではないが、そういった疑問に対する一つの指針を与えてくれる名著である。
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