今回もメキシコの麻薬戦争を題材に、軽妙洒脱な物語が展開する。
「犬の力」が、血の滴るステーキとすれば、こちらはハンバーガーくらいでしょうか。
どうしても比較してしまうが、これはこれで面白い。しかし、ジョーク5割、アクション2割、その他3割という感じで、「夢中で読む」とまではいかなかった。
ただ、麻薬戦争に関わる主人公達を含め「野蛮人」と言い切る姿勢は、相変わらず著者の麻薬への怒りの発露といえるのではないだろうか。
旅や通勤のお供には丁度いいくらいの内容ですので、同氏のファンなら十分に楽しめると思います。
初めて著者の作品に触れる方は、これだけ読むと「なんだこりゃ?」と思うかもしれないので、他の作品を読んでから、本作を手に取って頂いた方がいいと思います。