食材をアップにして背景をぼかすような料理写真ではなく、
ピントが料理の細部にあって、器全体、お皿や箸、お盆が写るように、
ちょっと引き気味で撮影されています。
その料理が醸し出す「たたずまい」「雰囲気」が、余裕のある画角で表現されています。
また、終始一貫しつつも、所々にある遊び心のあるデザインも楽しいです。
あと、この本の面白いところは、「材料」が「作りやすい分量」となっていたり、
「油」が「好みのもの」となっていたりと、レシピにノリシロがあるところです。
本当は順番が逆なのかもしれませんが、この本を読んだあとで、
「七草」に行ったのですが、まず、本の雰囲気そのままのお店に驚き、
決して高級な食材を使ってはいないけれども、きめ細やかさ、丁寧さから生まれる、
数々の料理にさらに驚き帰ってまいりました。