大型の豪華本で、写真もきれいですし、レイアウトも素敵です。
巻頭36ページはイタリア紀行で、各地で取材した料理を作り方とともに掲載、その地方の家庭も紹介、1ページに5〜6種類の野菜料理と主婦の談話やキッチンの風景、街並み、景色、といったものが詰め込まれていて、「後でこれをよく見て作ってみよう」と思っても、ページをめくるたびにまた膨大な情報が流れ出てくるのでさっぱり的を絞りこめません。
その後は、素材別野菜料理の説明が終わりまで続きます。野菜ごとに説明があり、その野菜を使った料理のレシピが見開きに4種類くらい出てくるのですが、最初がカルチョフィ(アーティチョーク)、次がフィノッキオ(ういきょう)といずれも普通のスーパーでは売っていない食材だし、野菜料理に添えられている肉、魚介もおいそれとは手に入らないものばかりです。
また、料理は一流の料理人がレストランで出すメニューなので、非常においしそうですが、かなりの上級者向けです。というより、この人のこの店に行けば、こういう素晴らしい料理が食べられる、ということがわかります。
しかも、写真のあるページには簡単な作り方が添えられているだけで、実際の詳しい作り方は、巻末の字だけのページを見ることになります。
版の大きさもA4版で大きく、200ページ余りで、重たいし、料理の写真と作り方が別々に出てくるとなると、キッチンの隅で開いて見ながら調理するのは無理ですね。
読む本、または見る本としてはお勧めできますが、実用には向きません。それで星3つです。