大の皮肉屋、ロバートホワイティングが、
野茂を絶賛しています。
ん?と思いましたが、
その理由は読み進めていくと、
だんだん分かってきます。
賞賛の理由は、
メジャーリーグにおける、
日本人プレーヤーのパイオニアだからという理由だけではありません。
まずは野茂が極めてユニークで偉大な野球選手であって、
アメリカ人の心に響いた野球選手であったからです。
一般的なアメリカ人の、
イチローを始めとする他の日本人野球選手の評価と、
野茂の評価が根本的に異なることが驚きです。
なるほど〜。
それは一般のアメリカ人だけではなく、
野球関係者の間でもそうみたいです。
独特のフォームと威力のあるフォーク、
度重なる故障に繰り返される移籍と解雇。
信じられないノーヒッターの繰り返し。
「もう終わった」と思われた後、
何度も復活する野茂。
その姿にアメリカ人が感動したのです。
寡黙でチームへ貢献し続ける男。
野茂の実像が明らかになるに連れて、
野茂がメジャーの歴史の中でみてもスケールの大きな選手であることが、
本書につまっています。
スポーツ好きにお勧めします。