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野田秀樹 (日本の演劇人)
 
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野田秀樹 (日本の演劇人) [単行本]

内田 洋一
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

国際的評価の高い演劇人の姿を故郷長崎とロンドンから迫る「アイと死をみつめて」など、伝説の初期未刊作品を初公開。

出版社からのコメント

<国際的演劇人の姿に迫る>
 国際的に活躍する演劇人の姿に迫る、ファン必読の書。
 これまでの類書と異なり、触れられることの少なかった野田秀樹の故郷を訪ね、創造の原風景を明らかにしながら、夢の遊眠社旗揚げ以前の軌跡に光を当てる。
 同時に「THE BEE(蜂)」のロンドン公演の現地取材から、高い評価を得るにいたった作品の制作過程なども明らかにしていく。
 ロンドンでのインタビューで野田が答えた「文化というのは摩擦の中でしか生まれない」という一言は、常に演劇的言語を探求する劇作家の態度を象徴しているだろう。
 併せて、これまで途切れることなく書きつづられてきた演劇ノート「劇誌」のロンドンバージョンも公開、制作にあたっての熱い胸中を吐露している。
 もうひとつの「目玉」は、何と言ってもいまや伝説となっている初期未刊作品を収録したことだ。
 1972年、16歳夏に書かれた処女戯曲「アイと死をみつめて」、高校文化祭のクラス演劇のための「ひかりごけ」は、その後の秀作の起点ともなるものだ。また東大新聞に連載した唯一の演劇論「演劇進化論序説」も必見で、盛りだくさんの内容にあふれている。

登録情報

  • 単行本: 245ページ
  • 出版社: 白水社 (2009/11)
  • ISBN-10: 456009411X
  • ISBN-13: 978-4560094112
  • 発売日: 2009/11
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 276,964位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
なぜ野田秀樹の芝居にこんなにも心惹かれるのだろう?
夢の遊眠社の芝居を観はじめた時からの謎であった。
その謎に迫りたい、この野田秀樹という人物の生い立ちを
知りたい、と強く思うようになっていった。

本書はそんな私の長年の希望をかなえてくれた。
多くの関係者に丁寧に取材し、幼年期、少年期、思春期と
この才能が育ってきた過程を丹念に追った労作である。

「はぐくむ」という言葉があるが、小学校の濱野先生、
高校の勝田先生、大学の高橋康也先生をはじめとした教師たち、
才能豊かな多くの同級生・先輩・後輩たちに囲まれて、
野田秀樹はまさに、はぐくまれていったのだ、と深く心を打たれた。

特筆すべきは、高校時代に書かれた伝説の戯曲
「アイと死をみつめて」と「ひかりごけ」が
本書によって初めて公刊された点である。
この2編の戯曲は、長らく幻の存在だったが、
中学校から夢の遊眠社までを共に過ごした友人が
大切に保存していたものだという。
まことに貴重な財産にふれられた喜びを感じた。

(なお「ひかりごけ」上演時の興奮については、
 ユリイカ2001年6月臨時増刊号 総特集=野田秀樹所収の
 宮城聰「野田秀樹のひかりごけ」に詳しい)

すでにこの2つの作品では、切実な「死」が描かれている。
生い立ちの章に記されている身近な人々の死のエピソードを読んで、
野田秀樹自身の語る「ものすごく事態がうまくいっているときでも、
なにかが憂鬱で仕方ないという気質がある」という言葉が心に響いた。
本書によって野田作品の底に流れる「謎」に一歩近づける気がした。
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