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野生動物への2つの視点 “虫の目”と“鳥の目” (ちくまプリマー新書)
 
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野生動物への2つの視点 “虫の目”と“鳥の目” (ちくまプリマー新書) [単行本]

南 正人 , 高槻 成紀
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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野生動物への2つの視点 “虫の目”と“鳥の目” (ちくまプリマー新書) + 野生動物と共存できるか―保全生態学入門 (岩波ジュニア新書)
合計価格: ¥ 1,701

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いま、多くの野生動物が絶滅の危機にひんしている。守るためには、動物をじっくり観察する「虫の目」と、生物界全体のバランスを考える「鳥の目」が必要だ。「かわいそう=保護する」から一歩ふみこむための自然の見方。いきもののつながりを考える。一頭のシカから生物界全体がみえてくる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高槻 成紀
1949年鳥取県生まれ。1978年東北大学大学院理学研究科修了。東京大学総合研究博物館教授などを経て、麻布大学教授。専攻は保全生態学。動物と植物の関係を研究している

南 正人
1957年京都府生まれ。1991年大阪市立大学大学院理学研究科修了。現在麻布大学講師。(株)ピッキオ代表を経て、野生動植物保全教育に取り組むNPO法人・生物多様性研究所あーすわーむ代表理事を兼任。シカの繁殖行動などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 206ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/5/8)
  • ISBN-10: 4480688390
  • ISBN-13: 978-4480688392
  • 発売日: 2010/5/8
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 「自然保護」を、人間と自然、どちらを中心にして考えるべきか。この問いに対して、自然に固有の価値を認めるからこそ保護するのだ、という考え方がある。人里離れた森林や希少動物など、それ自体に価値を認めないと残せない自然も存在しているから、私はこの着想は否定されるべきではないと思う。かといって、人間の視点を全く入れないことには、「自然保護」は進まない。どの地域や動物を特に保護するのか、を決めるのは人間だからだ。

 では、自然をとらえるとき、人間はどのような着眼点を持つべきだろう。それを考える時に、本書はたくさんのヒントを与えてくれる。例えば、「自然を守れ!」と言うとき、その人はどこに住んでいるのだろう?都市に住んでいるか、それとも農村地か。その違いだけでも、「自然を守る」の意味合いは違ってくる。都市部に住む者が特に守って欲しい、うつくしい生き物だけを保護した場合、実際に現地に住んでいる者が迷惑を被ることがありうる。特定の生き物だけに着目しても、生物界全体の様子は見えてこない。生態系全体に目を向けたとき、「保護」から、自然破壊に対してより有効性を持つ「保全」への橋渡しをしてくれるものが見えてくる。それは、ある生物と別の生物の関係性だ。ひとつの生き物が絶滅するということは、彼らをとりまいていた無数の関係性も消滅し、その先にいる別の生物の生活を脅かすということだ。

 そのような関係性を認識するために、私たちは何が出来るか?本書はある行動を提案する。それは、著者のような専門家にしかできない特殊なことではなく、日々の暮らしのなかで私たちでも実践できる。「自然保全」がこ難しく感じても、これならできるかも、と思わせる。それを通して、自然に対する自分なりの視点を養うことができたらな、と思う。生き物の好き嫌いを越え、その向こう側の着眼点を持つことができるようになる一冊。(by ちゅら@<おとなの社会科>)
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By ぽるじはど トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 前半では、宮城県石巻市沖のほぼ無人島の国定公園金華山で、神の使いとして保護されている鹿の群れの生態について、食性・交尾・子育て等が詳しく書かれる。
 交尾の縄張り争いで、ボスよりも縄張りを持たこそ泥的にメスを盗む鹿であっても、約30%もの遺伝子を残せるとは以外であった。

 そこから食物連鎖、植物が生き残っていく為の媒介としての動物・昆虫との共存、狩りによる絶滅とその後の保全の歴史、自然への多用な目線の必要性を説く。

 2人の著者の持ち分は、対談等で交わる事もなく、別れているが、それぞれが多様な視点を詳しく現している。

 自然保護と言えば、公共事業や開発を敵視する内容が盛り込まれがちだが、それはロードキル解剖を行う学生の感想文や、獣医になって怪我した動物を救いたいと言う中学生の質問への回答で、「治療は尊いが、自然界でぎりぎりで生きている野生動物の数がどう変化するかという事ことを知れば、人の治療というのは殆ど意味がない」と控えめに語られる。

 各種野生動物を原告とし、自然保護を訴える運動と同様に、本書のようなソフトな視点も並行して、「可愛い」を金科玉条としない全体的な自然保護に、目を向けねばならない。
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By vatmideo トップ500レビュアー
形式:単行本
サブタイトルの「虫」と「鳥」の目と表現された視点には最後まで馴染めませんでしたが、生物を観察するための様々な視点があることが分かりやすく欠かれています。
前半では一定地域の鹿の群れに体する20年間の定点観測を、後半では鹿を含めた生態系に対する観測を、それぞれを専門とする二人の学者が記述しています。
オオカミの対する西洋と日本の捉え方の違い、「保護」と「保全」が異なること、試験や競争の勉強と研究とは異なることなど面白い視点からみた考え方がエッセイ風に書かれています。植物学者が昆虫学者と里山を歩いた時の視点の違いも笑えました。
タイトルからは堅苦しい本のように感じますが、楽しく面白くアカデミックに読める本です。
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