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野球89のアイデア練習法
 
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野球89のアイデア練習法 [単行本]

高畑 好秀
5つ星のうち 1.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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内容(「BOOK」データベースより)

本書は、「投げる、打つ、捕る」という、基本技術のコツをつかむための練習を、3つの章にわけて、イラストをつかい紹介している。

登録情報

  • 単行本: 173ページ
  • 出版社: 池田書店 (2004/11)
  • ISBN-10: 4262162923
  • ISBN-13: 978-4262162928
  • 発売日: 2004/11
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 1.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By uchi2007長州ザムライ VINE™ メンバー
形式:単行本
身近な道具を使って野球になぞらえて89種類の練習メニューが紹介、解説さ
れているが、これで本当に野球が上達するのか、大いに疑問が残る。
 あまりにも著者は、昔からの古い野球の常識・俗説を信じておられる方のよ
うだ。その古い理論に基づいた練習メニューである。また、多くの練習メニュ
ー間で、相互に、いたる箇所で理論矛盾があり、道理に反している。

(1)投手編
 例えば、投げ方は、「低重心投法」が早く身につくように練習メニューとし
て、低いハードルを跨いで投球する練習を考えている。もともと「低重心投法
」自体が論外の投げ方である。
重心の上下移動が激しく、体重移動がスムーズにいかないムダとロスの多い投
げ方である。(スタミナとコントロール、球威に悪影響する。)
 スムーズな体重移動と腰の鋭い回転がよいフォームであると考えているわり
に、ステップ幅を広くしろ(スパイク6足分と書いてある)と言う。広くする
と、重心が下に下がり、体重移動がしずらいのではないか。また、腰も回しづ
らい。モデルの投手も腰の回転というほど、腰はまわってはいない。前膝が折
れ、腰を開いているのだ。

(2)打撃編
 また、打ち方だが、トンカチを持って板に水平に釘を横打つ「トンカチの横
打ちトレーニング」と「テニスラケットを持ってボールを打つトレーニング」
が紹介されていたが、解説の図を見れば、それぞれ手の使い方に違いあるのを
気がつかれた人がいると思う。 この二つのトレーニングは相互に矛盾してい
る。
 実際やってみれば、わかるが、トンカチをもって横から釘を水平に打つ場合
には押し込むように、手首を使わずに叩くが(そのほうが釘はまっすぐ奥に入
る。)が、テニスラケットを使ってのボール叩きトレーニングはインパクトで
手首を返してしまう悪いクセがつく。トンカチとラケットの握り方に違いがあ
るのだ。
 インパクトで手首を返してしまうと、腕をまっすぐに伸ばすことができず、
ボールが飛ばなくなるのだ。
また、イラストを見ても随分前で(ピッチャーよりで)トンカチの頭と釘の頭
を衝突させようとしているが、トンカチの頭と釘の頭が90度で交差しないと
釘は奥に真っ直ぐ入らない。その時はまだ、両腕は曲がっているはず。 その
後、腕を伸ばすのである。
 著者はバッティングの時、インパクトで手首を返さなければいけないという
旧式野球の俗説を信じておられるようだ。その証拠に次のトレーニングで「う
ちわでスイング。ミートの場面で手首を返す」練習が紹介されている。
 テニスラケットを使ってボールを打つ練習の箇所で、体の前方でとらえるよ
うにと言い、体の近くでとらえてしまうと、ボールのスピードに押されてラケ
ットやバットに押し負けてしまうとの説明があったが、インパクトで手首を返
してしまうと腕が折りたたまれ、腕をまっすぐ伸ばせず、体の近くでボールを
捕らえる事になるのではないか。
 構えで両手でバレーボールを握って、トップハンドを上に、ボトムハンドを
下にしていたが、インパクトの所でトップハンドを下に、ボトムハンドを上に
して手首を使って入れ替えてスイングする練習も紹介されていたが、これもイ
ンパクトで手首をこねる悪い打ち方の練習である。
 手首を返さず、腕をまっすぐ前に伸ばしたほうが、より遠くにバレーボール
が投げれる筈である。
 また、グラブをはめた片手でスイングしながらボールを捕る練習の場合は、
イラストを見てもボトムハンド側を内捻りして(内捻りしないとバックハンド
で捕球できない)、手首を使わず、手首を返さず腕を伸ばしている。相反する
二通りの打ち方を教えているのか。
 また、両膝を折って回転イスを使って座っての打撃練習も地面に水平に振る
ことを考えているようで、低めの打ち方としては、このような腰砕けの打撃で
は強打できなので、納得しかねる。

(3)守備編
 守備も同じで正面に入って、大きく股を開いて、腰を落として低い姿勢で、
オープンハンドの両手取りを基本と考えているようで、このような旧式野球の
理論に基づいて練習したところで、イレギュラーバウンドのボールなどは捕れ
はしない。腰を落として低い姿勢なら、重心が下に下がるので、咄嗟の動きに
対応しずらい。正面に入って腰を落として止まるからこそ、トンネルするスペ
ースを自ら作ることになる。第一、次の動作に移りにくい。落とした腰を持ち
上げなければ送球できないではないか。捕るという動作と投げるという動作が
分断する。捕ってから投げるまでが遅いから、咄嗟の場合に、あわてて送球ミ
スを誘発する。
 また、寝転がってボールを下から見る練習もあったが、ボールを下から見る
と打球が早く見え、捕りそこなうのもご存知ないようだ。

(4)結論
 このような矛盾だらけの旧式野球の理論(昔の基本と呼ばれたもの)を早く
マスターさせようと頭の中でいろいろアイデアを考えてみただけで、机上の空
論である。
 他にも打撃編に平均台の上での素振りの練習とか、よい練習メニューも記載
してあるが(前足のつま先を閉じ、前腰が開かなくなるから、肩の出が早く出
ることが無くなる)、腕の間にボールをはさみ、落とさないようにするスイン
グ練習(これも旧式野球の俗説で構えの時から脇を締めないといけないと著者
は考えている。構えの時から、脇をしめると不自由で幅広いストライクゾーン
に対応できないばかりか、スイングスピードが上がらない。)とか、悪いクセ
をつけ、下手になる練習メニューの方が圧倒的に多い。

 冒頭のはしがきでも、これはあくまで野球のコツを掴むための練習であると
の説明があった。
 他にも、P128にこの本で紹介している練習法も、やればやるほど上達するか
?といえば決してそうではないと書いてある。それなら練習のための練習では
ないか。試合のための、試合に勝つための練習とは呼べない。特に学生は、勉
強と野球を両立しなければならず、無駄なことをやっている暇はない。冗談で
はない。著者の主張は、いちいち道理に反している。

 人間努力することは確かに尊いが、一日も早く野球が上手くなりたい人には
この本は、技術的にも遠回りで向かない。使えない本。
 したがって評価は、星印1つ。くっ、ざ....残念!!
「金返せ、冗談はカオだけにしてよー斬りィィーっ!!」 ズバッ!!
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