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野球賭博と八百長はなぜ、なくならないのか
 
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野球賭博と八百長はなぜ、なくならないのか [単行本]

阿部 珠樹
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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野球賭博と八百長はなぜ、なくならないのか + 大相撲「八百長」の研究
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商品の説明

内容紹介

野球賭博問題に揺れる角界――大関琴光喜、大嶽親方の解雇処分、 理事長の交代劇、NHK放映の中止のなかでも行われた名古屋場所。 大相撲の野球賭博問題がおこる背景、角界の賭博体質、暴力団と興行の歴史とその構造を深く分析し、野球賭博から派生する八百長疑惑を 鋭く論考する衝撃のノンフィクション新刊。プロ野球界の「黒い霧事件」、JRAを震撼させた競馬界の山岡事件、メジャーリーグの八百長事件「ブラックソックススキャンダル」との日米比較から考察する 角界の黒い霧の闇をつく新刊!

内容(「BOOK」データベースより)

日本の黒い夏。大相撲、プロ野球、競馬を巡る闇―衝撃のノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 208ページ
  • 出版社: ベストセラーズ (2010/9/9)
  • ISBN-10: 4584132631
  • ISBN-13: 978-4584132630
  • 発売日: 2010/9/9
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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誠実な逡巡 2010/12/19
Amazonが確認した購入
2010年夏、日本を騒がせた大相撲の野球賭博問題をきっかけに、スポーツ界の八百長・賭博問題を考察しています。
相撲だけではなく、プロ野球の黒い霧事件、メジャーリーグのブラックソックス事件、競馬といった他の分野での事件も丁寧に振り返ります。こうした問題をリアルタイムで経験していない私のような世代には、いい復習ができます。
著者は江戸時代の大横綱・谷風が情にほだされて勝ちを譲る落語「佐野山」を何度も引き合いに出し、こうした人情話を喜んできた日本人の嗜好を指摘します。果たしてこれも「八百長」として糾弾されるべきなのか。
ひとくちに「八百長」といっても、裏社会の資金源となっている今回の野球賭博のようなものと、佐野山を同列に論じることへの誠実なためらいが感じられ、好感が持てました。「賭博は八百長のゆりかご」という指摘にも説得力があり、必ずしも同一視されないこのふたつが親密に結びつく訳が丁寧に書かれています。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By naichi トップ500レビュアー
スポーツノンフィクション作家 阿部珠樹氏による、相撲界の八百長問題をテーマにした一冊。八百長問題を事前に予想していたと言えば、シカゴ大学の教授による『ヤバイ経済学』が有名であるが、こちらの本も発売は2010年9月。野球賭博の問題は取り沙汰されていたとはいえ、ここまで八百長問題が表面化していなかったことを考えると慧眼である。

◆本書の目次
序章:野球賭博と八百長はなぜ、なくならないのか
弟一章:各界の黒い霧―野球賭博の闇
第二章:プロ野球と黒い霧事件
第三章:ブラックソックススキャンダル
第四章:馬敗れて草原ありや
第五章:大相撲と日本人

「賭博は八百長のゆりかご」という言葉があるそうだ。賭博で胴元に莫大な借金を作った力士に対し「今日のこの勝負で転べば、おまえの借金全額をチャラにする」と甘いを誘いをかけて八百長を促すという行為が、相撲に限らず多かったからである。この場合、勝負の当事者以外に利益を得るものが存在しているかというところに、善悪を判断するための大きな争点がある。胴元の実体である反社会勢力や、それに関連する企業をを太らせたという点において、黒い八百長と判断されることになるからである。

一方で著者のスタンスは、やみくもに「悪い膿を出し切れ」「抜本的な改革を」とだけ叫んでいるわけでもない。そこにスポーツに関するプロフェッショナルとしての視点があり、興味深い点でもある。著者がもう一つの争点としてあげているのは、「粋」という文化についてである。
有名な江戸落語に「佐野山」という演題がある。全盛時の横綱 谷風に対し、母が思い病気になり、看病のため稽古もままならなかった佐野山という力士が挑むことになる。いよいよ、顔合わせ、土俵に上がると谷風は佐野山に笑いかけ「親孝行に励めよ」と小声でささやく。佐野山は涙を流しながら谷風に逆転勝利する、という噺である。この噺はフィクションであるそうだが、どこまでが八百長で、どこまでが人情の機微と言えるのか、そう単純な話ではないのである。

実在の話としては、1963年秋場所千秋楽、大鵬と柏戸の一番があげられている。柏鵬時代などと呼ばれ好敵手であった二人は、横綱になると歩みが対照的になり、優勝を重ねる大鵬に対して、柏戸は休場になることの方が多かった。この一番、柏戸が勝つことになるのだが、場所後、石原慎太郎氏が八百長であると発言し物議をかもしたそうである。その真偽のほどは定かでないのだが、実力は大鵬、勝たせたいのは柏戸という判官びいきの空気があったことは確かであったようだ。そのため、人間的要素、それぞれの事情で勝敗を調整してきたのは、江戸の昔からの「暗黙の了解」ではないかという論調もあったと言われている。

相撲というスポーツが、スポーツ的要素も含んだパフォーマンス、広い意味での芸能であると、著者は主張する。それが事実だとすれば、それは、その中に八百長が内在するということも意味する。仮に金銭を伴った星のやり取りがあったとしても、第三者が介在しない限り被害者はいないし、ガチンコ相撲が迫力十分で面白いとも言い切れないのである。すべてをクリーンにして、現代スポーツの一つとして生まれ変わるのか、国民的スポーツとして「江戸の粋」を残すのか、見る側に委ねられているところも大きい。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
作者は、Numberの記者らしい。

少し前に話題になった、大相撲力士による野球賭博。
それと平行して盛んに取りざたされる「相撲における八百長」。

相撲以外でも、西鉄ライオンズが暴力団とつるんで関わった「黒い霧事件」
古くは大リーグでも実際に起こった「ホワイトソックスの八百長」
競馬界の八百長…などさすがNumberの記者だけあって、色々な過去の事例などを引っ張り出し、当時の社会背景も一緒に説明して解説してくれる。

はっきり言って、八百長というのは今までもやられているし、これからもなくならないのだろう。
これはもう誰が何と言っても間違いない。
例えば、プロ野球で自分のチームに首位打者候補がいて、今戦っているチームにそれを脅かす選手がいて、シリーズ最終戦を迎えたとする。私が知っている記憶では、どのチームもすべてその自分のチームの選手を試合に出さず、相手のチームの選手はすべて四球で歩かせる。
これは八百長と紙一重だと思うが、あまり批判されることもない。

あと野球賭博が悪くて、競馬。競輪・ボート・バイクが賭博やっていい理由がわからない。
子供から聞かれたら何とこたえるのか?

「国がやっている賭博はいい賭博で、暴力団がやっている賭博は悪い賭博なのだ」としか言えないだろう。

しかし良い悪いだけで言えば、公共のギャンブルの方が、暴力団の賭博よりテラ銭の割合(胴元の取り分)が高い。
国はやくざ以上に儲けているわけだ(笑)。

結局国を動かしている「何か」とそれに関わっている人種(議員・マスコミ・大企業の幹部)などしか、いい話はなく、私のような小市民はゴルフでも負けて同級生から金をむしられているのだ…。
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