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野球の国のアリス (ミステリーランド)
 
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野球の国のアリス (ミステリーランド) [単行本]

北村 薫
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

野球が大好きな少女アリスの不思議な物語! 現代のアリスが語る、不思議な不思議な物語。一体どんな世界に連れて行ってくれるのか。北村薫が紡ぎ出す、珠玉の物語がついに登場です!

内容(「BOOK」データベースより)

野球が大好きな少女アリス。彼女は、ただ野球を見て応援するだけではなく、少年野球チーム「ジャガーズ」の頼れるピッチャー、つまりエースだった。桜の花が満開となったある日のこと。半年前、野球の物語を書くために「ジャガーズ」を取材しに来た小説家が、アリスに偶然再会する。アリスは小学校卒業と同時に野球をやめてしまったようだ。しかしアリスは、顔を輝かせながら、不思議な話を語りはじめた。「作日までわたし、おかしなところで投げていたんですよ。」…。

登録情報

  • 単行本: 300ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/8/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062705842
  • ISBN-13: 978-4062705844
  • 発売日: 2008/8/7
  • 商品の寸法: 19 x 14.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 407,035位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By があ トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」ミステリーランドの第14回配本。
ミステリ好きならおぉ!と思える陣容が、子どもたちのために、読書の入り口を提供するためのレーベルで、どの作品も読んでいて楽しい。

北村薫さんのこの作品は、ミステリというよりもファンタジー。
不思議の国のアリスをモチーフに、鏡を通り抜けて裏の世界に迷い込んだ野球の好きな中学生少女の奮闘を描きます。

負け続ける人をあざ笑うための野球トーナメントが開催されていて、それに憤慨するなど哲学的な示唆にも富んだ作品で、語り口も柔らか。
直木賞作家の作品に小学生から触れてもらうためにも、ぜひ図書室において欲しいなぁ。
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:単行本
 野球少女のアリスは鏡の向こうへと迷い込む。そこは何もかもが左右逆の世界。そして中学野球にも少女が参加できる世界だった。彼女の学校は全国一の弱小チーム。アリスの参加で全国一の強豪校との試合に臨むことになるのだが…。

 北村薫の新作と聞いただけで迷うことなく手にしましたが、これは小中学生向きに書かれたファンタジー小説でした。すべての漢字にルビが振られ、おそらく小学3年生くらいから十分に楽しめるでしょう。

 北村薫はベッキーさんシリーズ『瑠璃の天』で時代を過去に移しかえつつも現代に対する疑問に直球をぶつける取り組みをしていました。
 この『野球の国のアリス』は、浮世離れした世界を舞台に、やはり同じく現代社会のうさんくささを斬り出そうとしているようです。

 「世の中の仕組みっていうのは、なかなか動かせない。参加を拒否すると、もう社会に対する反逆者扱いです。」(163頁)
 「世の中の流れは大きすぎるから、動き出したら一人でどうにかするのは難しい。」(278頁)

 こうした言葉から浮かび上がるのは、人間が主体的に生きることの大切さと難しさです。傷つくことを恐れるがあまり、他人と意見をたがえることを回避する日々。そこに安寧はあるかもしれないけれど、その安寧の中に本当の自分はいない。そのことを北村はかなり直截な表現で私たちに提示してみせます。

 アリスに投げつけられた誹謗の言葉に五堂が憤りを感じて反論をする場面は、中学生の言動としては成熟しすぎていて、北村の筆は少々書き込みすぎではないかと思わないでもありませんが、振り返ると小説の冒頭に「最近の若い子にはね、悲しい時は悲しい、嬉しい時は嬉しい、と書かないと通じにくいんだよ」(10頁)という言葉がありました。
 このことからも、この小説は最近の若い子のために、親切すぎるくらいに分かりやすく編まれた物語であるということが分かります。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「ミステリーランド」の一冊

タイトルの通り、野球小説です

ミステリではないのが、ミステリファンとしては少し残念ですが
中途半端にミステリ要素が投入されていないので
これはこれで、潔くて良かった

少年野球でエースだった少女・アリス
彼女もいよいよ中学への入学を目前に控え、野球を続けることを断念してた

そんな彼女は、ひょんなことから鏡の国に迷い込んでしまった

この世界では左右が反転し
時も4ヶ月程進んでいた

その為、この世界ではアリスは中学1年生の夏をむかえていた

また、この世界では
いたいけな中学生に挫折感を与えるのは良く無いとの建前から
勝ったチーム同士がトーナメントを進んでいくのと同様に
負けたチーム同士も戦い、負け進んだチーム同士の最終戦も行われていた
しかも、建前とは裏腹に半ばお笑いの娯楽とされている

そのような世界でのアリスの奮闘を描いた作品

社会の不条理を問うとともに、
野球小説としても、読み応えがある良作だった
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