今までに読んだ教育・指導の関連本では、参考になるものも多かったが、一方、私は心の底では「人間は、そんなに単純じゃない。教育なんて簡単じゃないさ。」と感じていた。「実際問題として、会社の難しい人間関係の中で、多くの人間を個性に応じて教育していくなんてできないよ〜」というわけだ。しかし、この本では教育を受ける立場の人間が有名選手なので、こちらもある程度そのキャラがわかっており「この人はこういう性格なので、こういう指導をした。」といわれると、ついナルホドと納得しまう。なかなか、このような本には巡り合えないのかもしれない。
また、最終章は野村監督自身の悩みと成長の記録であり、自分の能力開発に悩み抜き、苦しみ抜き、耐え抜いた人間こそが、最も優れた後輩の指導者になれるのかと感動!感動!
それにしてもこれほどまでの「人を見抜く達人」がなぜあんな人と結婚を・・・・人間とはやはり不可思議なものだ。と思うのは、私だけではないだろう。