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野望への階段
 
 

野望への階段 [単行本]

リチャード・ノース パタースン , 東江 一紀
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商品の説明

内容紹介

法廷サスペンスの雄が描いた、政治を生々しくとらえた群を抜くポリティカル・ノヴェルの傑作。
カリスマ性に恵まれたオハイオ州選出上院議員コーリー・グレイスは、テロ事件をきっかけに、
共和党の熾烈な大統領候補争いに参戦することになる。相手は、主流派が推す"本命"の
院内総務と、キリスト教右派層を率いる超大物伝道師。湾岸戦争の英雄パイロットである
グレイスは、党の綱領よりみずからの良心に沿ったマニフェストを掲げ、
その頑固なまでの無党派性ゆえに、気まぐれな反逆児のレッテルを貼られる。
しかし、心の奥底には、パイロット時代の悲劇的な判断ミスがトラウマとして
横たわっていたのだった……。

本書は、すぐれたエンタテインメントとしても充分に楽しめる。一方で人種差別、テロリズム、
キリスト教原理主義、同性愛者の権利、寡占メディアの台頭といった人工国家アメリカの
抱える暗部がよく描かれており、非常に興味深い一冊となっている。

内容(「BOOK」データベースより)

オハイオ州選出上院議員コーリー・グレイスは、あるテロ事件をきっかけに、共和党の熾烈な大統領候補争いに参戦することになった。相手は、主流派が推す“本命”の院内総務と、キリスト教右派層を率いる超大物伝道師。湾岸戦争の英雄パイロットであるグレイスは、党の綱領より自らの良心に沿ったマニフェストを掲げ、その頑固なまでの無党派性ゆえに、気まぐれな反逆児のレッテルを貼られる。しかし、彼の心の奥底には、パイロット時代の悲劇的な判断ミスがトラウマとして横たわっていた…。

登録情報

  • 単行本: 414ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2008/12/20)
  • ISBN-10: 4569702724
  • ISBN-13: 978-4569702728
  • 発売日: 2008/12/20
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 461,010位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 手に汗握る米大統領選挙の党候補者指名争い, 2010/3/11
レビュー対象商品: 野望への階段 (単行本)
’04年の『ダーク・レディ』以来のリチャード・ノース・パタースンの邦訳本である。それまでの数々のリーガル・ミステリーから、ポリティカル・ノヴェルの書き手へと変貌を遂げたパタースンを読むことができる。

テーマはアメリカ大統領選挙の共和党大統領候補者を決める予備選挙。政党は違うがまだ記憶に新しいオバマ対クリントンの激しい闘いを彷彿させて、興味深く読んだ。コーリー・グレイスは湾岸戦争の英雄として叙勲された。そして政界に転出して30才でオハイオ州の上院議員となる。13年後、彼は共和党の大統領候補として予備選に参戦することになる。対立候補は党の院内総務をつとめる“本命”のベテラン上院議員マロッタとキリスト教右派層の支持を集めるテレビ伝道師クリスティ。そのほか3人の州知事も候補者だが、物語はおもにグレイス、マロッタ、クリスティの3人に焦点が当てられる。

人種差別、テロへの対処、イラクの今後、同性愛者の権利、人工中絶の是非、そして私たち日本人にとっては難解なキリスト教原理主義など、争点はあるものの、メインはそれぞれの陣営の選挙参謀を中心にした党の候補者になるための権謀術数である。特にマロッタ陣営はカネや当選後の地位をちらつかせたり、相手候補を誹謗中傷したりしてなりふり構わぬ票集めをはかり、選挙の“裏”の実態は想像以上に生々しい。そんななかでグレイスは、党の綱領より自らの信念を頑固なまでに貫き通し、熾烈な選挙戦を闘ってゆく。

これだけでも臨場感抜群な上に、湾岸戦争時に戦友を死なせてしまったことや過去の弟の自殺問題をトラウマに抱える姿、黒人の女優レキシー・ハートとのロマンスがちりばめられ、グレイスをひとりの悩める男として描くことにより、ただでさえ興味深く関心を引く“選挙戦”という物語のなかに、より一層深みと味わいを与えている。

はたしてグレイスは選挙に勝つのか負けるのか・・・。物語は思いもかけない結末を迎える。本書は、これがフィクションかと思わせるくらい、思わず手に汗握って読み耽ってしまうほどの力作である。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ミステリーでは無いが、面白い。, 2009/5/24
レビュー対象商品: 野望への階段 (単行本)
ラストのどんでん返しに関しては、2007年に書かれていなければ、去年の実際の
大統領選挙の結果を鑑みて書き直したんじゃないか、と疑ってしまうところでした。
魅力的な登場人物たち、個人的に特に主人公のライバルの一人、クリスティが良かった。
党候補予備選の途中には候補者を狙ったテロあり、サンフランシスコを襲う更なるテロあり、
(個人的には、この辺のアクションをいま少し膨らませて、活劇部分を増やして
欲しかった。)ライバルを貶めるための権謀あり、相変わらず読ませます。
2晩の一気読みでした。
読み終わった後には、是非、同じ登場人物で4年後の続編を読みたいと思いました。

では、なぜ5星ではないのか?

1.宗教論争みたいな話が複雑(私の頭が悪いせいが、お互いの利害関係が すッと
  理解出来ず。まぁ米国人にとってはここが大事な所であろうとは理解するが、
  いかんせん日本人には。。。)
2.主人公の恋人がアフリカ系米国人で、これが主人公の選挙戦の弱みに描かれて
  いるんだが、字際には強みになるんじゃないか、と最後まで引っかかった。
  (これもアメリカの共和党ー保守系の予備選なので、こうなるんでしょうが、
  やっぱり日本人にはわかり難らいのでは?)

後は付けたしですが、
何で、訳者のあとがきひとつ無いのか?訳者がどう思って翻訳したのかも料金の
内だとおもっていたんだが。。。
PHPがパタースンの本を扱うのは初めてじゃないかと思うが、
新潮文庫あたりが文庫上・下にして出したほうがもっと売れるんじゃないか?
結構面白い本なのに、あまり売れていないみたいで、
そのせいで、次回のパタースンの翻訳が遅れることを危惧してしまう。
邦訳題名もなんだか。。「The Race」でいいじゃないか。
あんまり売りたくないのか?
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