不幸な人に読んでほしい。
不幸な人とは、不幸になる方向に考えをめぐらす人だからだ。
この本の著者も、いろいろ考えはする。
おそらく、本に書かれたことの10倍は考えていると思う。
ただ彼女は、考えはするけれど、自分を不幸にすることは、あまり考えない。
「ポジティブに行こう」とか決めてそうしているわけではなくて
自然と、より実際的なこと、つまり
蚊に刺されないためにはどうしたらよいか
というようなことに思考のピントを合わせているからだ。
これはとても大切なことだ。
どんなふうに考えをめぐらすのがよいことか
教えてくれる人は、そう多くない。
本書に書かれた野宿には
生きていて出会うことへの対処のエッセンスが
ちりばめられている。