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野口悠紀雄の「超」経済脳で考える
 
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野口悠紀雄の「超」経済脳で考える [単行本]

野口悠紀雄
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

身近なことから経済政策まで、「なぜこうなっているのか?」
「なぜこうではいけないのか?」と感じたことは、誰でもある
でしょう。たとえば「地価が上がれば景気がよくなるのか?」
「罫線で株価を予想できるか?」「国債を償還しないことは可
能か?」・・・etc.

本書は野口教授がそうした素朴な疑問に対して、切れ味の鋭
い解説を加えます。タイトルの「超・経済脳」とは、いわば経
済的メカニズム(資源の効率的利用ができている状態)を見通
す目です。野口教授はそうした目=経済脳で経済現象を見、
その矛盾をずばりと見抜いていきます。読者はその爽快な切り
口と知的な世界を楽しみながら、経済脳で考えるトレーニング
をすることができるでしょう。

内容(「BOOK」データベースより)

経済学的な考え方を使いこなせば問題解決の道筋が見えてくる。「人々が信じて疑わない『通説』で常識になっている考えが、実は間違い」というものが、いまの日本には非常に多い。それが政策を歪めている場合も多い。本書では「経済学的なものの考え方」を通じてそうしたものを一つずつ粉砕して、分かりやすく示した。

登録情報

  • 単行本: 290ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2007/10/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4492394885
  • ISBN-13: 978-4492394885
  • 発売日: 2007/10/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 難しいお話しの経済を論じる学者は掃いて捨てるほどいるだろう。正しい予見を述べるエコノミストを少なからず存在しているはずだ。でも、正統な論理で現状認識と予見を披露し、かつ素人にも分かる言葉で語れる経済学者は少ない。
 その上、われわれ現場のサラリーマンの知的欲求を満たして、知的予見という道具まで与えてくれる人といったら野口悠紀雄、伊藤元重、変わり種では大竹慎一をあげたい。
 
 当たり前のことを当たり前のことと語っているのだが、この世はいかに当たり前でない事象で満ちあふれているのかが分かる本だ。 
 よく国債大量発行による財政赤字を家計の借金にたとえて大変だ大変だとするエコノミストが多い。この誤りを夫婦間での借金に喩えて正に論理として語っている。賢明なる諸兄は一読あれ。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「経済学的なものの考え方」を身に付ける本として秀逸。

レビューでいろいろ批判されているが、経済学理論によれば「こうなりますよ」と言っているに過ぎず、読者はそれを真に受けて、「コールドハート」だとかいっても仕方ない。読者に考えさせるたえわざと極論を結論ぽく書いている気がした。

例えば、「国債の発行は、国内で消化されている限り、家計での夫婦間での貸し借りのようなものなので問題ない」と結論ぽく書いてあるが、よく読むと、「妻から借りた金をダンナが飲み代に浪費しない限りは」という下りがある。

そう、今問題は、道路特別財源のように、お金があるからと意味の無い無駄遣いがされる一方、全体として税収不足な点にある。

なお、「小さな企業のほうが効率的」と「資本金が大きくないと信用できない」は全く矛盾してない。「小さな企業」とは文脈から、大企業に対する中堅企業のことを指している。

「資本金が大きくないと・・・」については最低資本金制度廃止(いわゆる「一円起業制度」)の文脈でなので、せめて300万円、1000万円の資本金がなくて、どうやって会社運営をするのですか?という話だ。

こういう正論がまともに読解もされず、表面だけ読まれて切り捨てられるようだと日本の将来は暗い。
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By tonny_
形式:単行本
そもそも経済学は、複雑怪奇な現実世界の事象を「単純化して突き詰める」学問であるため、現実世界と経済学の世界との間には常にギャップが存在することを考慮しなければならない。そうした経済学の基本ルールを解説した書としては、これまでにも『経済学思考の技術』(飯田泰之著)などがあったが、本書は、かの『「超」整理法』でお馴染みの野口氏によるもの。一般人が経済学および経済学者・エコノミストに期待しがちな「経済学で金持ちになれるのか?」「経済学で未来を予測できるのか?」といった俗論に対して、理論的にノーを突きつける様は読んでいてためになる。

しかし、単なる「経済学思考の解説」で終わらないのが野口氏の真骨頂(?)。章が進むに連れて、自身の構造改革論を経済学的に立証する内容とへとだんだん変容して行く。例えば、比較優位(役割を分業化・専門化すれば効率が増すという理論)を用いて「食料は自給せず全て輸入で賄った方が効率的」「石油も中東で買った方が効率的」とする主張には、リスクマネジメント観が著しく欠如している。「ビジネスなんだから顧客へ売り惜しみはしまい」って、どんだけ性善説に立ってるんだか。この他にも、「企業規模は小さい方が機動的」と言ったそばから「資本金の小さい企業は信用できない」と続けるなど、支離滅裂な主張が散見される。その一方で、「『貯蓄から投資へ』はまず企業が実践しろ」「法人税減税は経済活性化には繋がらない」など秀逸な論があり、内容はまさに玉石混交。

本書の冒頭で「7人のエコノミストがいれば、8つの異なる答がある」「経済学者の答えは極めて正確だが、その答えはまったく役に立たない」というジョークが紹介されているが、他ならぬ著者自身がその罠に陥っている。まあ、そんな著者の道化ぶりを含めて「これが経済学というものか」と学ぶには格好の入門書と言えよう(汗)。
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