シェトランド署のペレス警部の部下、新米刑事のサンディはウォルセイ島に帰省した。ウォルセイ島では、サンディの祖母ミマの所有する農場で、大学院生たちが中心となって遺跡の発掘調査が行われていた。その発掘現場から古い頭蓋骨の一部が発見された。
若い頃、ミマは美しく陽気で、島中の男性から注目を集めていた。早々と結婚したものの、夫を事故でなくし、その後は結婚せずに周囲が眉をひそめるような奔放な生活を送っていた。歳をとった今は、詮索好きで島のスキャンダルに通じていて、人々に恐れられている。
ある雨の夜、サンディは発掘現場の溝に銃弾を浴びて死んでいるミマを発見する。酒を飲んだ従兄がウサギを狙って、誤射したと見られる死だった。地方検察官やミマの親戚たちは、事故として処理されることを望んでいた。しかしペレスはその死に疑惑を捨てきれずにいた。
そうこうするうちに、サンディが再び発掘現場で自殺と見られる遺体を発見する。ペレスはこの自殺にも疑惑の念を抱く。このふたつの死は関係があるのか、そして発掘された頭蓋骨との関係はどうなのか。本書はペレスと二人三脚で捜査を進めるサンディの成長の物語でもある。