ちょっと見ると、一昔前の少女マンガの匂いがします。
で、私は最初ためらってしまったのですが、もっと早く読めばよかった!
良い意味で古さを感じつつ、ちゃんと現在の作家さんです。
お話は
表題作の洋食屋コックさんと子持ちバツ一四十路男のお話
女装みみくんとバーテン薫ちゃんのお話
ハーフのトキオが、母の生まれた国で出会ったバードとのお話
の3つ。
絵はとてもお上手です。背景までしっかり描かれています。
健気だったり、相手のために頑張ったり、信じる気持ちがあったり。
すごく和む一冊でした。
私が一番心に残ったのは、みみくんのお話の、ある人のセリフです。
好きな人に合わせようと頑張るみみくんに、客観的な意見を言います。
一途に頑張っていて、その通りラブラブ真っ只中であるみみくんに、
その先の幸せを掴めるように余計な忠告をするのです。
それが、ただ甘いだけのお話じゃないと思わされた、素敵なシーンでした。
誰かのために心配りをする人がいるお話は、本当に優しい。
気になった方、ぜひぜひ読んでみてください。本当におすすめです!