つまらないけど軽く速く読めます。
裕福な家庭に育った美しい若い女性二人が、若さのピークを過ぎていくこと・お姫様のような華やかな夢が費えていくことの哀愁を味わう(?)みたいな話。陳腐。
要するに、「これからは・・・ずっとみすぼらしい未来しか残されていない。たとえ結婚で引退するとしても、・・・のレベルの男であろう。世間一般から見れば彼はエリートといわれるだろうが、所詮はサラリーマンだ。その後の生活もふつうのものになるだろう。歌舞伎の御曹司とはわけが違うのだ」という話。そりゃそうでしょう。どうせならこのセチガラさを前面に出して書いたほうがよかったんじゃないのかな。少女小説っぽく桜の散る場面とか、意図は分かるけどその辺は文章に力が無くて白ける。この作者がお得意の徹底的に鋭い意地悪な描写は控えられていて、じゃあその代わりに何があるかというと、うーん、中途半端でなんにもない感じ。
年を取ってから若い人の話を書くのって難しいと思った。ばかみたいになってしまう。