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野いばら
 
 

野いばら [単行本]

梶村 啓二
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

第3回日経小説大賞受賞の傑作歴史ロマン!英国田園地帯の丘で波打つ匂い立つ白い花の群れ。幕末の横浜での英国軍人と日本人女性との悲恋が種子となり、現代の欧州での偶然の男女の邂逅がその美しい薫りを蘇らせる。

内容(「BOOK」データベースより)

21世紀の英国。静かな田園地帯の丘に波打つ白い花の群生の清清しい香り。150年前、生麦事件直後の横浜で幕府の軍事情報探索の命を受けた英国軍人がいた。彼の日本人女性への秘めた想いが、日本原産の清楚な花を、欧州で蘇らせたのか―妻と別れ心にぽっかり穴のあいた縣和彦が種苗会社のM&Aの調査中、偶然手にしたかつての英国軍人の手記には、吹き荒れる攘夷の嵐に翻弄されながらも、自らの本分をひたむきに貫くしかない多くの名もなき人達が生きていた。手記に心奪われた縣はやがて未来へ一歩踏み出すきっかけを見いだす…グローバリズムの時代を生きる寄る辺なき現代人へ、はかなくて烈しい、時をこえた愛の物語。第3回日経小説大賞受賞。

登録情報

  • 単行本: 284ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/12/2)
  • ISBN-10: 4532171121
  • ISBN-13: 978-4532171124
  • 発売日: 2011/12/2
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 35,474位 (本のベストセラーを見る)
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野いばらというタイトルからは想像も及ばない清冽なストーリー。現代と江戸末期という時代のギャップを見事な流れで結んでしまうストーリーには言葉も出ない。何も考えることなく、話の中に引き込まれるその力は一体何なのだろうか?野いばらの種子がノリコに姿を変え、永く会うことのなかった女性にめぐり合わせることで、一緒になることのなかったユキとエバンスという男女の想いに光を差し込ませている。読後は清涼感のみが残る秀作と言える。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
一気読みです 2012/1/14
Amazonが確認した購入
ある手記をもとに、舞台は現代の英国から幕末の横浜へ。時を超えて明らかにされる英国海軍将校と武家の娘の愛と別れに心を動かされる。題名にある野いばらをはじめとして、花が物語の中で効果的に使われ、読者に情景やふたりの情感の流れを感じさせる。江戸末期の日本の凛とした姿が描かれており、また現代のロンドン郊外の風景も丹念に描かれている。一気読みして心に残る、そんな作品です。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
帯には歴史小説っぽい紹介がされていましたが、
読んでみたら、むしろ「時間」をテーマにした純文学なのかな、と。

言葉が深く、心地いい
ラストの感動が、長く尾を引く作品です。

大衆文学に飽きた大人向けの1冊、でしょうね。
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