今年も毎年恒例の「重賞アプローチ」が発売されました。
この本は亀谷敬正さんがサラブレに連載されている重賞アプローチのポイントとデータを、その重賞毎に1年分まとめたもの。
ただ、今年は本の題名が「重賞アプローチ式 2012データブック」となっていて、ただ単に「重賞アプローチ」となっていた前2年と異なります。
実際に内容をみてみると、今年の場合は前2年のものに比べて、亀谷さんの解説によるものよりも、データそのものの量が増えたな、という印象を持ちました。
毎年載っている、過去5年の重賞で馬券になった馬と人気でならなかった馬を血統と近2走で示したものがあるのはもちろんのこと、今年は重賞毎に前走着差別の成績と複勝下限オッズ別の成績が追加されています。
このデータは「TARGET frontier JV」などのソフトを使えば、ある程度簡単に知ることはできるのですが、いざ調べるとなると、あまり傾向が偏っていないレースなどもあるデータなので、調べるのがちょっとめんどうな部分もあるんですよね。
今回の本は重賞毎にまとめてデータが置いてありますから、例えばこれをみて前走着差別成績で大幅に負けている馬が巻き返しやすい傾向がわかった時に、「じゃあどんな馬が巻き返したのか?」ということや、複勝下限オッズが高い人気薄が走りやすい傾向がわかれば、「どんな人気薄が馬券になったのか?」を自分で調べればいいわけです。
このように普段調べているようなデータを一目でみることができるので、重賞のデータを調べる際の手間がひとつ省けるんじゃないでしょうか。
馬券的な面だけでなく、長い目でみれば、予想時間の短縮という面でも活躍してくれそうです。
他に今年の本で新しく追加されたデータは、種牡馬の世代別、距離カテゴリ別、競馬場別に分けたランキング。それと、この競馬場別と距離別のランキングを種牡馬毎に折れ線グラフで示したものもついていました。
種牡馬成績をランキングでみせる、というのは亀谷さんらしいデータですね。
また、このランキングは距離や世代ごとにどの種牡馬が強いかというのが分かるのも、もちろん重要なのですが、僕的には種牡馬毎の折れ線グラフでその種牡馬がどの競馬場や距離でパフォーマンスを上げやすいのかが視覚的にわかるところが一番使えそうだと感じました。