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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
20%の乱世の雄を目指して,
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レビュー対象商品: 重大事件に学ぶ「危機管理」 (文庫)
著者は、当初、自衛隊のイラク派遣に慎重だったと言います。危機管理の第一人者の著書を愛読して来た私には意外に思われました。曰く、「そこが安全かどうか」と「自衛隊の武器使用問題」に関する国内の議論が平時の感覚でしかないからだと。人道復興支援が目的だから、緊急避難・正当防衛の自己防衛策のみの装備とは言え、ロクな武器も持たされないで、しかもその使用すら制限された自衛隊を戦場に送るのは、彼らに「死にに行け」と言うようなものだからと言います。蓋し著者の危機管理に対する目線のありかを示す好例でしょう。本書は、9・11同時多発テロ、三原山噴火、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、えひめ丸事故などの国家レベルの危機や、雪印乳業や三菱自動車などのビジネス上の危機下でのリーダーシップを取り上げる中で、日米の彼我の差としての「農耕民族」「狩猟民族」の違いを論じ、「平時の能吏」に対する「乱世の雄」の必要性を説き、危機管理の要諦としての「オレがやらずに誰がやる」の精神を説きます。「異常なし報告」「念のため報告」「拙速報告」や、「一段命令・二段命令・三段命令」など、ビジネス界や個人レベルにも応用できる、乱世を生き抜く知恵を学んで欲しいと思います。
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ものすごくためになった,
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レビュー対象商品: 重大事件に学ぶ「危機管理」 (文庫)
いろいろためになったけれど、強いて言えば以下の後藤田正晴官房長官の訓示が随所に活かされていた。一、省益を忘れ、国益を想え 二、悪い本当の事実を報告せよ 三、勇気を以て意見具申せよ 四、自分の仕事でないと言う勿(なか)れ 五、決定が下ったら従い、命令は実行せよ
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
官僚主義のアホらしさがひしひしと伝わる一冊,
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レビュー対象商品: 重大事件に学ぶ「危機管理」 (文庫)
佐々淳行氏の著書というと、明快な論点と平易な文章でとてもわかりやすいです。「あさま山荘」や「香港領事」も読んで受けた印象として、義理堅く実行力あふれる人柄であると感じています。この本は危機管理の具体例を通し、読者の意識を高揚するものであることは明らかですが、社会人としてあるいは経営者としての気構えみたいなものも散見していて、全体としての論点が少々ぼやけている印象もあります。他面、国を揺るがすほどの重大事件が起こったときに、当時の政府や官僚組織ではいかに解決が困難であったか、またそれが普通であって佐々氏や同じような志の人物がいかに疎まれたか。私たちから見ればアホらしくなるような状況が、当時は厚い壁として立ちふさがっていたことがよくわかります。
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