本書は、『アダルト・チルドレン完全理解」(1996年)と
『アダルト・チルドレン 実践編』(2001年)の二冊に
加筆、再編集したものでした。
発売されたときにも読みましたが、いまも全然古くないです。
アダルト・チルドレンという広まった言葉の定義をあらたに
読むとこの言葉で、救われたと思った当時のことを思い出します。
家族はいいものだ、という幻想を壊し、苦しかったら
逃げていい、という主張は、家族という密室で苦しんできた人と
カウンセリングの現場でたくさん出会ってきた著者ならでは
の提言でしょう。
アルコホリックの家庭で育った子どもの苦しみ、
母の愚痴を垂れ流され子ども苦しさ、夫の暴力にさらされる妻、
夫の暴力から逃げたことを責められる
大人の娘、なんというたくさんの家族による不条理な苦しみが
あるのか、、、
人としての核を壊されるような家族なら逃げていい。家族を
解散していい。離婚だって、夫婦解散だ、なんと希望につながる
提言でしょうか。