全国の里山自然保護に世間が目を向け、環境を活かした普遍性のあるビジネスモデルについて書かれていると思い、本書を手に取ったが、そういった面も少しは含まれているものの、大半は著者がオーナーのワイナリー&レストランの紹介に終始しており、残念だった。
何を目当てに大勢の人が集まり、どれぐらいの開業前予算が必要で、収益があるのか(ワイナリーについての一般的な予算は細かく明示)、についてもよく分からない。
自前の畑で取れた作物を出せば、山の中の不便な場所でも客は来る、わけではなく、追加費用についても著者のようにおいそれとポンポン支出できまい。
何より45名もの従業員を雇用しているとくれば、読者が想像するような夫婦や親子など少人数で起業可能なものではない(小規模では「ビジネス」ではないとの反論もあろうが)。
ワイナリーやワイン作りに興味ある人には楽しめるか、とも思ったが、この程度のことについては周知か。
田舎暮らしの面では良い部分もあったが、期待はずれ分もあり、☆2減点とした。