中身は5月から始まり、月々の野菜や山菜を用いたメニューが、季節をじゅんぐりと回りながら紹介されている。
見映えは豪華というより、素朴で温かみがある。器の選び方や盛り方ひとつで料理の見映えなんて変わってくるものだと思うが、その温かみこそ里山のタイトルにふさわしい。
家庭で作れるようで、手がかかっているものの多い印象。手間を惜しんでいては供することのできない料理もある。それに、近所の八百屋さんでは手に入りにくそうな材料もあり、材料を手に入れるところから料理が始まっていると考えれば、ものすごい手間である。
お惣菜という言葉がぴったりする。御馳走なんだけど、なんだかあったかい感じがして、作るよりも作ってもらいたくなる。