ペルティエやユーハイムディマイスターでユニークないろいろなパンを展開されてきた志賀勝栄シェフのレシピ本。少ないイーストや酵母、粉の特性を生かしたパン作りをした先駆者としてパン好きな方には非常に有名ですが、シェフのユニークさを知る上では非常に面白いレシピ本です。
酵母から考えるという文字通り、この本の中ではイースト・発酵種・ルヴァン種・レーズン種・サワー種・ホップ種(ホップは色んなお店で使われているのですが、その培養方法をこの本ではじめて詳しく知りました)・レモン種などの使い分けにとどまらず、粉の特性なども紹介した上で、志賀シェフがそれらをどのようにスペシャリテとして活用されているのかを垣間見ることが出来る、ブランジェには非常に参考になる書籍であります。
ただ、パン作りを家庭でされてこだわりを持った方がある程度この本を読み砕いて使っていただく分には結構かと思いますが、温度管理などにおいて専門的な道具が必要な点では家庭でパン作りを楽しむために読むには適していません。