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酔って候<新装版> (文春文庫)
 
 

酔って候<新装版> (文春文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

四人の賢侯を軸に幕末を描く短篇集
佐幕と勤王に揺れる土佐藩・山内容堂。維新を望まなかった薩摩藩・島津久光。倒幕に加わらなかった佐賀藩・鍋島閑叟ら四人の苦悩を描く

内容(「BOOK」データベースより)

幕末の混迷期、なす術を知らない三百諸侯のなかで、自らの才質をたのみ、また世間の期待を集めた「賢侯」たち。かれら土佐の山内容堂、薩摩の島津久光、伊予宇和島の伊達宗城、肥前の鍋島閑叟は「藩主なるがゆえに歴史の風当りをもっともはげしく受け、それを受けることによって痛烈な喜劇を演じさせられた」。

登録情報

  • 文庫: 320ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2003/10/11)
  • ISBN-10: 4167663104
  • ISBN-13: 978-4167663100
  • 発売日: 2003/10/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
良いお酒 2002/5/8
形式:文庫
「竜馬がゆく」と同時代の4人の藩主の物語です。
良くも悪くも強烈な印象を残した人ばかり。
どちらかと言えば、志士たちが主役の幕末。
藩主であるがゆえに、逆にその強烈な個性を生かしきれずに
時代の中で知ってか知らずか、踊っているような印象を受けました。
それでも、それぞれに自分の生き方を貫いた「美しさ」
みたいなものが伝わってきるので、
読んでいて何か心地よい気分にさせてくれます。

「竜馬がゆく」を別の視点からも楽しるのでおすすめです。

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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By よう
形式:文庫
幕末の短編集で、以下の小説で構成されています。

◆「酔って候」(土佐藩 山内容堂)

◆「きつね馬」(薩摩藩 島津久光)

◆「伊達の黒船」(伊予宇和島藩 伊達宗城)

◆「肥前の妖怪」(肥前藩 鍋島閑臾)

「この時代、藩主たちも大変だったのね。」というのが正直な感想です。

越前候 松平春嶽が含まれていないことが、不思議に思いました。

色々な事情を抱えていても、やはり「藩」というものを守らなければならないのが、藩主の仕事。

たしかに、この賢候たちにはある意味で「アッパレ」です。

この時代の「藩主」を描いた小説として、すっごくおもしろかったです。

個人的な好みの順番でいえば、

1. 伊達宗城→2. 鍋島閑臾→3. 山内容堂→4. 島津久光

の順でしょうか。

実はこの本、かなり気に入ってます・・・・・
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
いつもながら眼前に浮かび上がるかのような人物描写と豊富なエピソード、そして歴史の綾(例えば、ある意味「おうまれが良すぎる」(188頁)が故に、無邪気に寺田屋騒動や生麦事件を惹起した島津久光の姿)を感得させる見事な文体が素晴らしい。

なお、個人的に最も印象深かったのは、後半の2篇。「伊達の黒船」は伊達家宇和島藩の一裏借家人である嘉蔵(前原嘉市)の数奇な人生を描いて、いろいろな意味で「幕末」というものを見事に描き切った名編であると思う。また、「肥前の妖怪」は、「衰弱した政権が内乱をおこせばかならず政府そのものが倒れる。幕府は自ら滅びようとするのか」(321頁)と喝破した肥前佐賀藩の異能の一大名(鍋島閑叟)を描いて秀逸である。(おそらく、四賢侯のなかで司馬氏の最大のお気に入りは鍋島閑叟なのではなかろうか。読んでいて、筆の走りからはそのように感じられた。)

やはり司馬遼はいい。
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