火曜日の夜に放送しているサスペンスドラマ。簡単に言ってしまえば、そんな小説です。
「酔いどれ」とか「アル中」とか、または「男」などというキーワードと思わせぶりな表紙に惹かれて購入しましたが、「下町劇場殺人事件」とか「アル中事件簿」「アル中は見たっ!」的なタイトルの方が合っているような内容でした。
一度しか主役を演じたことがない元俳優・鳴沢。行きつけの飲み屋「木槿」に集まる脇役。やくざ、叩上げの刑事。殺された出来の悪い息子と、その影のある女房。鳴沢の元女房・・あまり印象には残らない物語でした。山岳小説は痺れるほど魅力的なんですけどね。
しかし、その反面、読んでいる3時間はドラマを見ているようで酔えます。まさに束の間の人生の酒的小説でした。
でも、嫌いじゃないです。この物語。
束の間酔いたい方は、どうぞ。