この本は幾多数多あるグルメ本とは一線を画します。
あそこの料理は素材が〜などの通ぶった表現は無く、料理とは生き物からいただく・・みたいな生々しさを感じる表現がなされています。
また吉田さん得意の酒に関してもスノッブを気取ることなく、ただ淡々と表現されています。(しかし所々で出てくる酒の歴史的造詣には博識を感じさせられます)
焦点はあくまで酒場の人間模様です。そして俳句が色を添える・・あたかもそこの酒場にいる様な雰囲気を味わえる本です。
あと酒場放浪記の収録の苦労話や吉田さんの猫の話、登山の話など私生活を垣間見ることができます。
この本を読んでBSーiの酒場放浪記を見れば、倍楽しめること請け合いです。