大竹さんは、2002年雑誌、酒とつまみを創刊され、酒に関する著書が多数あります。
全8章に分かれていて、第1章〜第3章は、酒にまつわる自叙伝のようにも読めます。父親は、会社勤めの傍ら、少年野球チームの監督をしていて、そのコーチ連中と家でよく酒盛りをしていました。しかし、そんな父親も家を出て、その後は、母親と祖母が面倒を見てくれました。母親の仕事の関係で週に1度(日曜日)しか家族揃っての食事は出来なくなりましたが、母親は、その時必ず少量のビールを飲み、大竹さんも中学に入ったばかりでしたが、ビールを付き合ったそうです。そして、中学生でウイスキーを体験し、アルバイト生活で居酒屋を体験し・・酒との付き合いが始まるわけです。
私にとって興味深かったのは、第5章、あの人との酒です。高橋のぼるさん、開高健さんと世界各地に釣りに出かけた人ですが、糖尿病でインシュリンの注射を打ちながら、高カロリーの食事をする・・これも一つの生き方ですかね・・山口瞳さんの家へ仕事で出かけ、帰り際に「一生懸命書きなさい。一生懸命やれば必ずいいことがあるから」と励まされた思い出、高田渡さん(懐かしい!)との酒の思い出・・・
居酒屋、バー、ビール、ウイスキー場所や種類は変わっても、大竹さんと酒は切っても切れない関係です。しかし、年をとって来ると心配なのは、身体です。私事ですが、私の義父も酒好きで、休肝月は設けていましたが、それ以外は、ずうーっと酒を飲んでいました。そして、最後は急性膵炎で亡くなりました。いかにも酒飲みという死亡原因です。大竹さんもご自愛なされて、ますますのご活躍期待しています。