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配達されたい私たち
 
 

配達されたい私たち [単行本]

一色 伸幸
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商品の説明

内容紹介

うつを克服した人気脚本家が挑む初小説

うつ病の主人公(男・32才)はただひたすら、死ぬことを考えている。ある日、
死に場所としてはいった近所の廃屋で、偶然見つけた、7通の手紙。それは、過去に、
郵便局員に破棄された手紙の束だった。彼は思いつく。「オレが全部配達してやる。配達し終えたらそのご褒美として、ラクになろう」
彼は死と、その痛みを先延ばしする口実を、朽ちた家で見つけたのだった。
7通の手紙を律儀に配達し、そこに込められる悲喜劇に遭遇し、彼は久しぶりに
心の揺らぎを感じる。それは自殺をやめる動機に繋がるのか。それとも……。
神経症の時代に送る、読む抗うつ剤的小説。

内容(「BOOK」データベースより)

32才、男、うつ病一年生。首を吊ろうとしたオレを変えたのは、心が刻まれた7通の手紙だった。映画『私をスキーに連れてって』『僕らはみんな生きている』の脚本家が描く、読む抗うつ剤小説。

登録情報

  • 単行本: 226ページ
  • 出版社: 小学館 (2008/10/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4093862311
  • ISBN-13: 978-4093862318
  • 発売日: 2008/10/30
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 670,278位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
一色伸幸がうつだったことを知らないままこの本を読みました。
むしろ知らなかったからこそ、単純に小説としてこの本を愉しめたのかもしれない。
主人公の澤野がうつになって1年半、コンビニまでの78歩でさえ富士山に登る思いの毎日を過ごしていたが、47歩の左側にある廃墟の映画館が解体されるのを知り、自分のうっとおしい生も断ち切ることが出来ることに気付く。そこで自殺しようと廃墟である映画館に侵入し、座席の下から郵便配達が捨てたらしき7年前の消印の束を見付ける。
数百通の中で無事そうな7通を配達することを、人生のカウントダウンとして配ることにして・・・という始まりに違和感が全くない。
更に配達されなかった手紙が届いた人たちの人生と、うつになるまでの澤野の人生が交差して、生きるうえで逃れられない<心>について考えさせられていく。考えてしまうのは、届いた手紙から伝わるそれぞれの物語に感動してしまうからだ。
心が麻痺して神経や感情が動かないうつ病の澤野だから、7年越しに届いた便りに動揺する受取人に対し傍観者に徹することが出来る。それは読み手である読者として、止まっていた時間が動きだす瞬間をこの作品から感じれる構成にもつながる。
個人的には退職した教師が教え子を救う第4章、届かなかった男の胸の内を描いた第5章が好きです。
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