しっかりものの書店員・杏子さんと
お仕事はまだまだだけど推理はおまかせなアルバイト・多絵ちゃんの
コンビが活躍する書店ミステリ、シリーズ第一作。
お話は、日常の謎的なミステリ連作短編が5作入り。
お客様の曖昧なヒントで本を探すことから、事件を解決する「パンダは囁く」
常連のお客様の失踪をさぐる「標野にて君が袖振る」
美容院へ配達した雑誌をめぐるいざこざ「配達あかずきん」
入院先へのお見舞いの本をめぐる「6冊目のメッセージ」
コミックのディスプレイで起きた「ディスプレイ・リプレイ」
謎としては、本当に「事件」もあれば、日常の謎もあり。
でも登場人物たちのあたたかい雰囲気や
全体をつつむ書店と本への愛情が、すごく優しい雰囲気に仕上げています。
本好き、書店好きにはたまらないミステリです。