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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
このビジョンはすごい,
By Zaan (東京都港区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 都市と星〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF ク) (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
「銀河帝国の崩壊」のリメイク、拡大版。「銀河帝国の崩壊」は読んだことがあったので、どのあたりが 変えられているのかに注目して読んだ。 話の大筋に変更はない。 ただし、作品世界の描写が細かくなっている。 説明的記載が増えたことによって、ストーリー自体は若干 弛緩気味となってしまっているような気もした。 しかし、ここに描かれている未来社会像は、説得力がある。 「すばらしき新世界」あたりの影響を感じることはあるが、 テクノロジーの進歩が人類に何をもたらすのかという予言としては、 こちらの方が説得的だ。 これが1956年に書かれたものとは、信じがたい。 さすが、クラーク。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
少年時代に読みたい一冊,
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レビュー対象商品: 都市と星〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF ク) (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
著者の科学的知識と想像力には脱帽する。この作品が作られた当時は、インターネットやPCなどは普及していなかった。それにもかかわらず、この作品の中には、バーチャルリアリティを作り出すものが登場したり、ネットワークで都市の全てのカメラが繋がっていたり、空想の中にも、実現可能なものを登場させている。SF映画が多数作られた現代では、本作品の設定は、珍しいものではなくっているが、当時は、インパクトが大きいと思われる。 現代でも、多くのSF作品を観たり、読んだりしていない世代には、驚きが大きいだろう。 少年たちにお勧めである!!
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
主人公と共に、クラークの信念に導かれて行こう,
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レビュー対象商品: 都市と星〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 SF ク) (ハヤカワ文庫SF) (文庫)
深く内省していく主人公と、爆発的に広がっていく舞台とストーリー、その基盤となる世界観が見事だなと思う。最初は閉鎖的に管理された未来都市と、そこから脱出を夢見る反抗的な少年の話かと思った。主人公が到達する第二の都市<リス>はアーミッシュを連想させる対称的なコミュニティで、二つの都市の成り立ちや比較を通して、主人公がある呪縛に気づく。ここまでが前半で、なんとなくこじんまりとした印象だった。 しかし物語は急展開する。主人公は、より広い世界、そしてより大きな存在と接触する機会を得るのだ。宇宙史の中での地球人の位置と、自分の役割・存在意義を知ることになる。後半はある意味、重苦しい物語だ。 主人公は全編にわたって、次々と入れ替わる<導き手>によって事実や真実の道へと至る。<導き手>はクラークであり、主人公は読者自身なのだ。クラークは作品の中に入り込んでまで、我々をどこかに導き、何かを知らせ、覚醒を促しているに違いない。それはクラークの信念であり、テーマである。そう確信するような作品だ。
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