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塩野七生の本とともに読むのも一考だろう。この本にはローマ人の都市の作り方が克明に記され、その偉大な建築技術とともに、都市の考え方を基礎から理解させる良書だと思う。
子供に読ませる場合には小学校の段階ではまず無理だろう。おそらく中学校の2学年、西洋史のローマ時代を齧ったところで、教師の綿密な説明が必要となる。しかし、やはり無理かも。
今の受験用の歪んだカリキュラムに慣れた生徒がどの程度興味を持ってその授業を理解するか?そもそもそんな文化的リテラシーの教育なんて日本には望めないのだから、やはり無理だろう。
これは単純にローマ人の都市づくりの画集ではなくて、都市とはそもそもいかなるものかを概念的に知らしめる本だ。
やはりこの絵本は大人の本である。都市とは何か、どうして出来たか、本来都市には何が必要か、どうしてニュータウンはゴーストタウンになったか、一極集中とは何か、都市の適切な規模とは何か、そして、ヨーロッパの都市がどうしてあんなに合理的で魅力的なのか。
それらのヒントがこの絵本にはちりばめられている。そんな今起こっている都市における現実的諸問題を念頭において、知識と思索に富んだ大人たちに読んでいただきたい。
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