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都と京 (新潮文庫)
 
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都と京 (新潮文庫) [文庫]

酒井 順子
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

狭い土地で千年続く歴史から生まれた「しきたり」と共存する「京都」。新しいものをどんどん取り入れて新陳代謝を繰り返す「東京」。日本のふたつの「みやこ」と、そこに生きる人間のキャラは、どうしてこんなに違うのか?東女が、異文化「京都」に出会って以来の発見・疑問・驚きを、「言葉」「節約」「神仏」「若者」「敬語」「女」など、19の観点から鋭く考察した比較文化エッセイ。

内容(「MARC」データベースより)

京都と東京、二つのみやこの違いとは。東京生まれの著者が、都会を愛しながらも京都に惹かれてしまう理由を、言葉、料理、節約、贈答、祭り、土産などさまざまな視点から考察する、愛と困惑の都市論。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 296ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101351198
  • ISBN-13: 978-4101351193
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:単行本
 すでに雑誌に連載されていたとは知りませんでした。この度単行本で「都と京」ルビ「みやこ(と)みやこ」に心惹かれて読ませてもらいました。東京に長らく住んでいて、割に最近になって京都の魅力に憑かれて、懐の深さを、しなやかに語っています。

「京都は和風病患者達の聖地」「〈和〉のテーマパーク」と言う比喩、「かゆい所がかゆくなる前にかいてくれるような」イメージ表現も随所に見られて、飽きさせません。そして重層的な奥深さを称えます。

 東京も「みやこ」ですが、「東の、みやこ」という意味なのでしょうね。京から見れば「アズマのド田舎であった江戸」であっても頑張って今の東京を築いたわけでしょう。

「天皇さんは、ちょっと東京に行ってはるだけ」と言う京都のご老人の言葉を紹介しているのも、実に面白い。

「小京都」という言葉は、地方の伝統を維持する都市に使われるが、県庁所在地等が「小東京」言われるのかどうか。どれほどの魅力があるのか、疑わしい。

 京都はよく、閉鎖的な所だと言われるが、それは少し違う。「いつかどこかに帰る人」に対しては、とても優しい土地柄です、と肩を持つことを忘れない著者です。

 暑かったり寒かったりするのは、決して居心地が良いわけではない、それが快感に思えるようになったら「あなたはもう京都の虜になっているでしょう」とこと。

「貞女は二夫(じふ)に見(まみ)えず」と言われるが、東京も京都も(都も京)「どっちも好きなんだもん」と言われる著者の「みやこ」に対する「愛の鷹揚さ」に参ってしまうのです。 
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21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
京都と東京の比較文明論はかなりあるのだが、酒井氏の場合はあくまでミーハー的京都好き、という観点から実体験を通じて論じている点にとても好感を覚える。京都を観光地として消費してゆく他県人が多い中、単なる「遊び場」として京都を扱わず、東京も京都もそれぞれによい点悪い点があるのだということを平明な文章で語られると、京都人である私も、肩肘張った京都論や、京都に移住したとたんに京都文化にかぶれてしまうような人々とは一線を画した視線を感じる。なかには笑えるエピソードも。たとえば、東京人が京都へ来ると「地方人扱いされる」ことに酒井氏は驚いているが、京都人にしてみれば当たり前のことで、かえってびっくりした(ほとんどの京都人は京都が地方とは思っていない)。また、祇園会と高円寺阿波踊りが比較されているののには、オドロキというよりどうして比較の対象になるのか不思議なばかり。こういった本で、お互いにショックを受け合えばいいのだろうと思う。ただし、事実誤認もいくつかあり。「古川筋商店街」は「古川町商店街」の間違い、錦(市場)を下町と書いているが、京都には下町・山の手という概念はない(あるとすれば「上・かみ」と「下・しも」くらい)。また、牛込のことを都会と書いているが、明治時代の牛込は森が茂った田舎である。泉鏡花が牛込南榎木町から三番町に引っ越してきたときの新聞記事には、「鏡花氏、牛込の田舎を出て麹町へ」といった言葉が見える通り。東京人でも案外土地のことを知らない例である。

しかし、あくまで「よそさん」として京都によせる愛は好ましく、京都人も、もう少し「よそさん」に気を遣ってあげるべきだなあ、と思った次第である。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
京都賛歌の本。東京との比較で語っているところがポイント。気軽に読める。著者は東京生まれの女性エッセイスト。若いころは「五重の塔などというものはシンデレラ城くらい珍しいものだと思っていた」のに、約9割という「ディズニーランド並み」のリピータ率を誇るこの「和のテーマパーク」の信者になって、すっかり心酔している様子がよく伝わっている。

縁結びの神社の絵馬に書かれた鬼気迫る願いごとを観察したり、「なぜ人は京都で殺されるか」とTVの2時間ドラマに京都が人気の理由を考えたり、「〜はる」という言葉の使い方の奥深さについて考察したり。こんな時代にあくまでミスコンに反対しようとする京大に感心し、古くから伝わるおもてなしや贈答の伝統を力を入れて解説する。もちろん、京都ガイドについてもページを割いている。この人らしい、塩味の効いたユーモアもあちこちに散りばめてあるのが特徴。長期滞在含め、何度も何度も京都に足を運び、京都を遊びつくした東京人という視点から、I love Kyoto.の想いを綴っている。
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投稿日: 2か月前 投稿者: Howard Jones
京都人なのでよく解るのです
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軽い気持ちで借りてみたら
装丁が重厚なのでもっと小難しい本かと思いきや... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: smile。
すごくよく調べてはいるが・・・
一つ一つの情報はなるほど正確で詳細であり、もともと著者と同じ方面の生まれで京都在住の者としてはよくもそこまで!と評しうるが、随所で「何かが違う」という感じを受ける... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: bonobotch
さらりと奥深い
東京在住で京都好き、という酒井さんのような女性は、きっとたくさんいるのだろう。対する評者はと言えば、京都人ではないけれど、京都は生活の場の一部であり、遠足程度の感... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 青ち
「東の京から京都という街を見つめた」内容でした
「そうだ京都、行こう」の気持ちがストレートに伝わってきました。格別目新しい記述があるわけでもありませんし、穴場の紹介をしている本でもありませんが、一般的に皆が感じ... 続きを読む
投稿日: 2010/5/2 投稿者: sasabon
しびれます
うまいなぁ。京都を書いた本は山ほどあるけど、この人ほど冷静に、かつ情熱豊かに... 続きを読む
投稿日: 2009/8/10 投稿者: 京菜々
もう一歩の踏み込みが欲しいかな。。。
観光客的に京都を見る目線が、一般的すぎでしょうか。。。読者の共感呼ぶのかもしれないけど... 続きを読む
投稿日: 2009/6/28 投稿者: TeeTree
面白かったのですが、ひとつ残念
作者と同じく、修学旅行で興味を持てなかった京都が、大分たってから好きになりました。京都大好き!という内容は、読んでいても楽しく、しかも充実しています。作者自身がが... 続きを読む
投稿日: 2007/3/3 投稿者: mie3385
京都へきはる人は必読。
前から気になっていた酒井順子さん。やっと読めた。平易な文章で、軽妙なリズム。スラスラと読めるけど、情報量の多さ、確かさ、奥深さに驚き。『信長書店』なんて京都の女の... 続きを読む
投稿日: 2007/1/30 投稿者: 神宝 享
痛快
京大と東大の比較論が秀逸です。

東大生に対する温かくも辛辣な指摘はおっしゃるとおり!思わず吹き出してしまいました。... 続きを読む
投稿日: 2006/12/1 投稿者: 京博大好き
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