圧巻は彼とボーア、アインシュタイン、ゾンマーフェルト、パウリ、ディラック、プランク等巨人たちとの対話である。そこではアインシュタインが「サイコロを振る神」の考え方を受け入れられず執拗に食い下がり同僚にいさめられたり、温厚な人柄で知られるボーアがシュレーディンガーと対決しついにシュレーディンガーが熱で倒れるも、ボーアはベッドの横にイスを持ち込んで議論を続けようとしたりと、そこからは巨人たちの姿を生身の人間として感じることができる。キリスト教の聖書は物語と対話によって神の教えがあらわされているが、本書では物語と対話によって物理学の巨人たちの教えがあらわされている。その言葉には重みがあり本書を開くたびに新たな発見がある。(別役 匝)
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中にはコミカルな対話もチラホラと。山野が好きな著者と夜の街が好きなパウリとの対照的なキャラクター同士の対話は結構笑えます。物理学を志す若者はモチロン、一般の読者も真剣な楽しさを味わえる貴重な一冊です。
巻頭には写真も多数掲載されており、お勧め。なお、若き日のハイゼンベルクはカッコイイ。
本書は若者から老人まで愉しめる、等身大
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