とても魅力的な雰囲気が漂うタイトルと表紙絵に惹かれて購入し、その後ToLoveるで有名な作者のデビュー作だと知りました。
正直な感想を言いますと王道すぎて広がりがなくつまらない、しかもこれ一巻で終了しているのに物語は途中で終わっています。
この漫画はタイトルの通り古代日本を舞台にしていますが結局はただのバトル漫画なんです。そこに術(魔法)や気を実体化した武器の設定、ライバルの存在、仲間、主人公の生い立ち、成長などいろいろな要素を詰め込み、しかも話自体が短いせいでどの台詞も説明口調かつ中途半端、よって淡々と物語は進んでいき、せっかくの世界観に読者が想像する余地を残してくれていません。
キャラクターの魅力もほとんど無く薄っぺらいです。どうしてこの一巻にこれだけの要素を入れようとしたのか疑問です。
一話のエピソードを一巻のペースで長編化していれば素敵な物語になっただろうにと思うだけに残念です。
もうちょっと言うと、これは完全に個人の趣味かもしれませんが、漢字で書けばいいだろう台詞を会話をしている臨場感を出すためか単語がカタカナになって語尾が「ー」となるのが非常に多くある。例えばミョーだな、カンケーない、など。これは作者の癖なんだろうけど、このおかげで幻想という雰囲気を味わうには一層遠ざかってる気がした。世界観とキャラの喋り方が合わなくて、もっと落ち着いてほしいと思ってしまった。