一息で読み終わり、一言「すごいなぁ」と。
全ページ、全コマ通して溢れる漫画としての魅力。
その内の一つは間違いなく登場人物の魅力でしょう。
仙人然とした猟師である「鵜平」は老人らしく、頑固で
山に生きる猟師らしく謙虚で、男らしく、親らしく
情に厚い人物です。その娘である「輪」も血は繋がって
無くとも鵜平の娘らしく親を思い、巫女らしく神秘を湛えてます。
脇を固めるマイク、ケビンの二人とも、一筋縄ではいかない
過去や信念を持った、魅力ある人物です。
全七話という短編でありながら主要な人物の重厚な
魅力、そしてストーリーの密度、テンポ、絵の迫力。
全てがハイクオリティ。あぁ、ハイクオリティ。
きっと何度も読み返すであろう名作。力強くおすすめします。
最後に、この作品が名作であるのには「敵」であるフクロウの存在
があるのを忘れてはいけません。異形でありながら間違いなく
生物なんだ、と描いた事で、この作品が成り立っている気がしてなりません。