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106 人中、87人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生き方レクチャーかもしれない,
By 真島正人 "真島正人" (長野) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 邪悪なものの鎮め方 (木星叢書) (単行本(ソフトカバー))
一言でいうと、生き方レクチャー本(そうじゃないかもしれないけど)。といっても、「サヴァイヴしろ!」みたいなマッチョで誘導尋問的ないやらしさはない。 この本は、「当たり前のことをみんな忘れちゃってるんで、当たり前のことを体の感覚に取り戻したら、きっと生き残れますよ」と教えてくれているのだと思う。 内田樹の書籍には、例えば『街場の教育論』とか『日本辺境論』とかのような、具体的な何かを論じているシリーズと、この本のように、いささか抽象的な何かを論じた本があると思う。 邪悪なもの……邪悪なものっていったいなんだよ!と、人はいぶかしがるかもしれない。 だが僕は、どちらかというとこの本のような、いささか抽象的な何かを論じている本にこそ、生活のための重要な知恵というか、処方箋のようなものが、記されているように感じられてならない。 そして、その処方箋が、この本を読むうちに、じわじわと効いて来るのではないのか、と思うのだ。 『日本辺境論』はかなりヒットしているが、こちらも、相当に役に立つ書籍だと思う。 ぜひ多くの人に読んでいただきたい。 出来れば、二回。 平明な文章なので、よどみなくさっと読めると思うのだが、さっと一読したときと、一呼吸置いてもう一度呼んだときとで、大分と印象が変わってくるはずだ。 そういう本は、優れた本である証拠である。 なぜかって? 単純に見えて単純じゃないから、ですよ。 この本が何に効くのかは、人それぞれの捉え方次第と思うのだが、僕は、『単純な物語に回収されない免疫力をつける』という効き方をすると感じている。 それって大事なことですよ!
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ブログ本,
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レビュー対象商品: 邪悪なものの鎮め方 (木星叢書) (単行本(ソフトカバー))
ラジオ「武田鉄也の今朝の三枚おろし」で紹介されていたのを聞いて注文しました。ブログ本だと思うので、日々所感的でもあり、タイトルテーマのみの統一的なものを 期待していたので、いささか、肩透かしをくった気分です。 邪悪なものの鎮め方には三つの方法があるとありますが、その理由が最後まで語られ いないように思えるのですが、どなたか解説していただける方がおられましたら 伺ってみたいと思います。
32 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人はいかに自由に生きられるか,
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レビュー対象商品: 邪悪なものの鎮め方 (木星叢書) (単行本(ソフトカバー))
「邪悪」なものを「鎮める」というタイトルに惹かれて購入。ホラーの評論かなと(笑)。 内田先生の著作ですから、そんなはずもない。 「邪悪なもの」とは、 人間を社会から疎外するすべてを総称する言葉だ。 被害者意識であったり、 父権性イデオロギーであったり、 競争や殺人だったり、 原則的に生きることだったり。。。 とにかく多様だ。追いかけるのが大変。 それらの「邪悪なもの」から、 人はいかに遠ざかるべきか、また超越すべきかを語っています。 人間が自由に生きることはいかに難しいかを感じた。 何かに縛られているのだと思う。 「邪悪なもの」は強い。 自由に生きるためには、 判断力がないといけないし、 判断の基本になる礎石は教養だと感じる。 精神医学や歴史学、倫理学に政治学と、 内田先生は学問の海原をすいすいを泳がれていく。 その言論の幅の広さとフットワークのよさ、歯切れの良さが、 内田先生の著作を読む面白さ、特に爽快感に繋がっていると思う。 本書はその点で快作ではないかと感じる。 難しいが爽快。 実際に生きていくために役立つ書籍と思う。
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