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避暑地の猫 (講談社文庫)
 
 

避暑地の猫 (講談社文庫) [文庫]

宮本 輝
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

人間の根源悪とは何か。
軽井沢の森と抒情の霧にくるんで、物語の鬼才・宮本輝が、人間内奥の悪と善、卑と浄をえぐりだした傑作長篇。

毎年夏になると布施金次郎・美貴子夫妻は、娘の恭子、志津をつれて軽井沢の山荘にやってくる。少年久保修平の両親はここの別荘番として雇われている。彼の2歳上の姉美保と母は美しく、父は足が悪い。修平17歳の夏、門柱が倒れて布施美貴子が死亡する。警察は事故として処理したが、物語の発展に従い、意想外の生生しい濃密な人間関係が露われて……。

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

清澄な軽井沢の一隅に、背徳の地下室はあった。そこでは全ての聖なる秩序は爛れ去り、人間の魂の奥底に潜む、不気味な美しさを湛えた悪魔が、甘い囁きを交わすのだ。尊敬する父も、美しい母も、愛する姉も、そして主人公の少年も、そこでは妖しい光を放つ猫となる。だが、この作品で猫とは何か―?

登録情報

  • 文庫: 243ページ
  • 出版社: 講談社 (1988/03)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061841831
  • ISBN-13: 978-4061841833
  • 発売日: 1988/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 427,530位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 静謐な筆致、読後も残る後味・・, 2003/7/27
By 
yuishi (千葉県) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 避暑地の猫 (講談社文庫) (文庫)
救急患者として運び込まれ入院している謎めいた青年。彼が語る過去の忌まわしい出来事・・・。
主人公の父母は避暑地の別荘の管理人として働く。別荘のオーナー夫婦とその子供である姉妹との関係。
静謐な筆致と、しっとりとした別荘地の描写の中は印象的。
読後にいろいろな思いが残る。後味が悪いわけではないが、つーっと残った。

主人公の母親の本心はいったいどちらだったのだろう?
青年はあれだけひどい目にあっているのに妙に淡白に思えた。その後の生き方も共感出来なかった。
姉への複雑な思いもわかるようでいま一歩つかめなかった。猫のモチーフはなに?

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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 嫌い!だけど、嫌いになれない作品です。, 2003/3/16
レビュー対象商品: 避暑地の猫 (講談社文庫) (文庫)
この本は宮本輝の作品らしくない、物語がひねくれている、暗い・・・そんな書評を読んだ記憶があります。
猫が好きな私は「・・・らしくない作品。」という言葉に釣られ、この兄弟の真意を探りました。
しかし、その環境の特異性と猫の習性が不思議にマッチして煙にまかれたような文章です。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 何度も読みたくなる不思議な話, 2010/2/7
レビュー対象商品: 避暑地の猫 (講談社文庫) (文庫)
テレビドラマがきっかけで原作を読みました。
ドラマではわからなかった細かい描写、行った事もない軽井沢の風景が
目に浮かぶようでした。
上流階級の一家に虐げられた家族の中で成長した一人の男の数奇な人生。
猫とは彼の姉、もしくは母の姿を例えたのでしょうか。
何とも解釈しずらく、釈然としない気持ちになるのですが、
手放しては買って、また読んでしまう不思議な物語です。
そして何故か軽井沢をいつか訪れたいと思ってしまいます。
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