野ばらちゃん2007年から2010年までの40篇余のエッセイをまとめたもの。
野ばらちゃんがツイッターを始めて、私もフォローしていますが、アニメに傾倒しAKB48に傾倒し、ちょっとついていけない!と思ってはいたのですが、このエッセイ集を読んで、やはり野ばらちゃんは野ばらちゃんだ、これからも読者として読み続けようと心に決めました。
特に#25「嶽本野ばらが、好き!」#37「個性が大切」には励まされました。
誰しも個性というものは持っていますが、それを最優先して生きるというのはなかなか難しいものです。学校、会社など集団の中でうまくなじめないなーと思っている方はこの2篇は特に読むことをお勧めします。
野ばらちゃんはその個性を最優先にしてこれまで生きてきて、それがとても自由で楽しかったし、これからも今まで通りそうやって生きていくと述べています。自由なれど、さまざまなリスクがあり、それを1人で背負って生きていくことになるのですが、本当に自由に生きることの楽しさ、その裏のリスク、そういうことを身をもって読者に伝えてくれる作家さんです。こんなに素直に正直に読者に語りかけてくれる現代作家さんを私はほかに知りません。そう、太宰治のようにカッコ悪いとこも隠さずに、けれどとびきりの美意識に従って生きていこうではないか!