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この人がこの事件を担当しなければ、犯人は捕まることなくのうのうと生きていたと思うし、警察の犯罪も暴かれることはなかったと思うし、間違いだらけだった被害者の女性の名誉回復が行われることがなかったと思います。
一人でも多くの人が、被害者と同じ年代の20代の女性は特に、この本を読んで、事件の本当の姿”深層”を知るべきだと思います。
また、「桶川女子大生ストーカー殺人事件・鳥越俊太郎& 取材班(著)」を併せてお読みになることをおすすめします。
事件後、被害者ご両親と共に警察へ立ち向かった記録です。
私には、事件の特異性もさることながら、その裏で権力にあぐらを書き、自己保身に走る警察やマスコミの醜悪な姿の方が印象に残った。その彼らが「正義」を振りかざしていることに落胆した。
ただ、救いは「三流週刊誌」の記者である筆者が、手を尽くし、犯人と警察の不祥事に自力(もちろん協力してくれた人はたくさんいたが)で到達したことだ。力のない市民でも、何かできるかもしれない。いや、力あるものが堕落しているのなら、そうしないといけない。そんな気持ちになった。
しかし、そんなことに気づくためには人の生命の犠牲というのはあまりにも大きすぎる。そのことを思うと暗澹たる気持ちになる。
きれいごとでない、世の中の真実(ほんとう)に近づくために、ぜひおすすめしたい本です。
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