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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
難解な説明がないことで逆に説得力を持つ。どの世代にも励みと警告を発する著書,
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レビュー対象商品: 遺伝子学者と脳科学者の往復書簡 いま、子どもたちの遺伝子と脳に何が起きているのか (単行本)
書簡形式の(架空ですが)ゆったりした間合いで語り口もほのぼのとしています。一度に多くのことを押し込もうとせず、そこがかえって残照のある効果を生んでいます。脳細胞は年齢とともに減少するが大事なのはむしろ脳神経繊維のネットワーク、これはうまく使えば脳機能の衰えは防止ばかりか向上も可能。音読と計算は脳が反射的処理できないため頭を使う(藤原正彦氏の真骨頂ですね)。笑いとポジティブな精神の効能、遺伝子には元来色々な機能が備わっていて、そのスイッチがOnになるかOffのままかが問題なのではないか(ここは進化論の大論点に触れるところです)、ITの発達でこのスイッチが切り替わらず脳は衰退してしまうのではないか、感受性の低下など高齢世代、一歩手前のレビューアーの属する団塊世代、青壮年世代、そして子供たちにとっていずれも大きな意味を持つことがらが淡々と述べられています。ページも活字も詰め込み主義でなく読みやすい良書です。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
著名な学者二人から、子育てを考えるメッセージ。,
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レビュー対象商品: 遺伝子学者と脳科学者の往復書簡 いま、子どもたちの遺伝子と脳に何が起きているのか (単行本)
現代の「教えすぎる社会」に対しての警鐘、「学ぶ意欲」「生きる意欲」「創造的な環境」などを、遺伝子学者と脳科学者が、読者に問い掛ける。p58 手取り足取りが創造力を低下させる p70 極度の「指示待ち」に陥っている大学院生 p106 双方向のコミュニケーションが脳を活性化する p120 比較の対象は他人ではなく自分自身の成長 今、とても注目されている二人の学者による対談から、心と体の成長を促すものに対して、最新の科学的な実験結果などが盛り込まれています。 「教えすぎない」で思い出すのは、大学教授の恩師です。 ある法哲学のゼミで、「この件について、先生は、どのようなお考えですか」と訊いたら、「ドストエフスキーの『罪と罰』を読みなさい」との言葉だったことに、かなり欲求不満な思いでした。 また、別の話題では、ある哲学教授の「アダム・スミスの『国富論』を読んでみるといい」という指導でした。 いろいろな場面と年代で、考える指導に、必ず、一冊の本が紹介されたことを思い出します。 二人の研究者の対談を、往復書簡という形式に編集されたものですが、ひとりひとりの考え方が、それぞれの手紙から伝わってきました。
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