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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
よい入門書,
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レビュー対象商品: 遺伝子は私たちをどこまで支配しているか―DNAから心の謎を解く (単行本)
日経新聞の書評を見て購入。多少難しいところはあったが、行動遺伝の入門書としては、とっつきやすい方だと思う。行動が遺伝するということはどういうことなのかという点を、一挙にヒトに飛ばずに、ゾウリムシや線虫あたりから始めて諄々と説いていくというオーソドックスな方法をとっている。題名から受ける印象とはちょっと違って、基礎科学の研究者が書いた、地味だけれどマジメな本という印象。アタマの整理になった。
19 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
タイトルどおりトンデモ本。いやはや。,
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レビュー対象商品: 遺伝子は私たちをどこまで支配しているか―DNAから心の謎を解く (単行本)
本書が紹介するところでは、一卵性/二卵性双生児の差異及び環境の差異によって統制された個体の観察によると、一卵性双生児は環境の差異いかんに関わらず似てくる。よって「遺伝子が人間(の心)を決定する」。というのが本書の言わんとするところなんだけど、この話しって、いったいどこがどう「遺伝子」と関係しているの?これって、「似たような個体は似たような適応戦略をはかる」という、神経生理学的にはごくあたりまえの事しか「実証」してないんじゃねーの? 「遺伝子は神経系を決定する。」うん、そう簡単にはいえないとしても、そこらへんはわりと「固い」カップリングがありそうだね。「神経系は心を決定する。」うーん、ちょっと飛躍しているし、かなり「緩い」カップリングではあるけれど、心の働きが脳の働きを必ず背景に持っているということはいまやだれも否定しないところであるし、まあ許すとしよう。ところが。「遺伝子は心を決定する。」ちょ、ちょっと待ってくれ。それはあまりにも飛躍しすぎではないかい?何かを説明しようとするときに「遺伝子」って言いたいだけちゃうんかと、小一時間ほど問い詰めたい。 他にも、人間のパーソナリティを類型化する語彙が非常に偏ったエピステーメーから導かれていたりとか、おかしなところは山ほどあるんだけど、問題点はやはり、著者たちや読者たちの、「説得/納得したい」という欲望が、「遺伝子」という権威的語彙によって「解決」へと水路づけられる、トンデモ・メンタリティなのではないかな?
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