日常のさまざまな問題というか、どうしてそうなんだろうという事のあれこれに遺伝子的というか生物学的なアプローチから解明をしていくサイエンスエッセイです。
例えば、子供のうちは男女とも甘いものが好きだけれど、大きくなると女性は甘いものがすきだけれど男性にあまいものが好きな人が減っていくのはどうしてか? 実は男性ホルモンと女性ホルモンにその原因がある。とか、
腰のくびれた女性のほうが何故モテるのかスタイルがいいとして認識されるのかは出産との関係でセックスアピールに留まらない生物学的なものである。とかそういうのがたくさん出て来ます。またそれだけに留まらず、女系天皇を認めるのではなくて、男系天皇で継いで行かなければならないかをあくまで政治や宗教を抜きにして生物学的な物差しで語るくだりもあります(このときにはまだ紀子さんが悠仁親王を出産していなかった)。このあたりも読み物としてはなかなか面白かったです。
いつものごとく、それは強引だろうというような展開のものもあるし、文化人類学だとか政治学からアプローチする方法もあるだろうという部分もありますが、彼女は生物学者なのでそちらからみるとこう見えるのかというのもそれはそれでとても面白いです。