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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
豪華短編集(格安),
By angie "and her son" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 遺す言葉、その他の短篇 (海外SFノヴェルズ) (単行本)
「超寡作作家が四半世紀のあいだ書きためた12篇」ということで、どんなエキセントリックな代物が?!と思って読んだのだが、 意外にも粒の揃った佳品揃いの短編集でした。 収録作は、 ・中間管理職のための出世戦略 ・アメリカ国民の皆さん ・コンピュータ・フレンドリー ・遺す言葉 ・ソックス物語 ・春の悪夢 ・スロポ日和 ・イデオロギー的に不安定なフルーツ・クリスプ ・ライカンと岩 ・コンタクト ・ニルヴァーナ・ハイ ・緑の炎 個人的には「スロポ日和」がベスト。オチはシンプルだが、 そこに至るまでの会話や小道具がいちいち刺激的な小説ばかりです。 解説にもありますが、たぶんとても根は優しくて、 冗談や皮肉がうまいタイプの著者なんだろうと思う。 最初は表紙にひかれて買ったところ、12篇それぞれに七戸優さんの挿絵があって それがまたいい絵だった。とくに「イデオロギー的に…」の挿絵は七戸ファン必見。 この値段でこの内容ならお手頃でしょう。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ヴァラエティーに富んだ粒選りの宝石箱のような作品集。,
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レビュー対象商品: 遺す言葉、その他の短篇 (海外SFノヴェルズ) (単行本)
1978年発表のデビュー作から本書出版の2004年までの間に書かれた全部で12編を収録した、正に超寡作作家と呼ぶに相応しい米国SF作家ガン女史の宝石箱のような粒よりの短篇集です。本書の表題作『遺す言葉』とカバーイラストが暗い印象を与えますが、他の作品は決して同傾向ではなくて寧ろ深刻になってしまいがちなテーマでも、そこはかとないユーモアを感じさせてくれる、SFですが難解でなくとっても解り易くて楽しいファンタジー色の濃い内容になっています。私のお気に入りのベスト4(順位はなく掲載順です)を紹介します。『コンピュータ・フレンドリー』:コンピュータに管理される無気味な社会で、試験に合格しない子供は安楽死させられる事を知った少女が友達を助けようと活躍するファンタジックな物語です。『コンタクト』:人類が宇宙の一惑星で遭遇した鳥型生物とのふれあいを描く感動的な余韻が残る抒情味豊かな一篇です。『スロボ日和』:著者の記念すべき処女作です。ヘビ頭の触手をもつスロボと呼ばれる侵略者にポルノを見せて、研究を口実にして猶予を得ようとするお気楽な連中の話。『緑の炎』:著者を含む現代SF作家4人の合作で、他はM・スワンウィック、P・マーフィー、A・ダンカンの3氏です。有名な実在のSF作家アシモフとハインラインが米国軍艦に乗り込み、バミューダ・トライアングルで次元の歪みによって奇妙な時間旅行を体験するという幻想的でスリリングな一篇です。 ホラーを書きながら悪夢にうなされたという微笑ましいエピソード等が明かされる作者の愛情が込められた解説も楽しい、熟成された高品質の作品集です。
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